見出し画像

【開発秘話】Nothing Phone (2a) Community Edition、日本展開の舞台裏

最近、NothingCommunity 内でメンバーの方からNothing Phone (2a) Community Editionのハードウェアデザインに携わった赤崎健太さんとAstrid Vanhuyseさんから伺ったお話を共有してくれました。
その中には、日本国内での製品展開に関する意外な背景が含まれており、
とても興味深い内容でした。
今回は、そのエピソードを私なりにまとめてみました。


日本での販売計画はなかった

これ意外だったんだけど、
そもそも、Nothing Phone (2a) Community Editionは当初、日本国内での販売が計画されていなかった
そうです。
開発時点では各国への展開スケジュールや、(2a)モデルから派生した
「Plus」モデルの誕生といった複数のタイミングが影響し、
CEの基盤も「Plus」をベースに製造されることが決まっていました。
しかし、この「Plus」モデルではFelica機能が搭載されておらず、
CEも日本市場での発売が見送られる予定だったらしいです。

そんな中、状況を一変させたのが(2a)モデルのFelica搭載でした。
日本市場での売れ行きが良かったことに加え、日本市場自体の活気が後押しとなり、CEの方向性が再検討されることに。
発売のわずか3ヶ月前に、Felica搭載を前提とした(2a)ベースのCEを製造する決断が下されたそうです。


このエピソードを聞いて、製品の市場展開がいかに柔軟に決められるものなのか、(Nothingのような小さい企業だからフットワークが軽く実現出来た可能性もあります)そして日本市場の存在感がどれほど大きいのかを改めて感じました。

ちなみにNothing Phone (2a)のCommunity Editionは日本限定の発売なので、恐らく数が恐ろしく少ないようです。
ある意味世界で上位に入るレベルで生産数の少ない端末と言っても過言では無いと思います。個人的見解ですが100台ちょっとだと予想しています。

コミュニティメンバーのnmdさんがこのような貴重なお話を共有してくれたことに感謝しつつ、また次のNothing製品がどのような形で私たちのもとに届くのか、楽しみにしたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!