スナック忘れな草~time will tell・2024秋華賞・府中牝馬S~
トップ画像引用:JRA公式チャンネル
■ 競馬との距離
2024年10月8日(火)午後7時
-東京都某区 スナック忘れな草-
真一郎とギョニ子に生ビールが届けられたのを見計らって、タコ社長が無言で眞露の水割りが入ったグラスを掲げた。乾杯の合図だ。真一郎とギョニ子もおでこのあたりまでジョッキを掲げて応じる。
「ぷはーー、生き返るわー!」
惚れ惚れするような飲みっぷりをみせて、ギョニ子がいった。
こうやって全員が揃うのは、先週の金曜日以来4日ぶりのことであった。先週から、真一郎とギョニ子がスナック忘れな草へ通う頻度を、意識的に少なくしていたからだ。
通えばどうしたって競馬の話になるし、みんなサイン競馬が大好物なものだから、一頭や二頭は早い段階から注目馬として浮上する。それがうまい具合にヒットし、的中率や回収率が上がればいいのだが、そう簡単にはいかないのが競馬の難しさである。
「競馬との距離感とでもいうんでしょうか・・」
真一郎が少し難しい顔をして言った。
「近すぎてもダメ。遠すぎてもダメ・・・平日はちょっと頭の片隅にあるくらいでいいのかなって思い始めています」
「それでいいと思いますよ」
マスターがグラスを磨く手を休めていった。
「競馬だけが人生じゃありませんからね。競馬のことだけを考えて一週間を過ごし、ほとんど的中がなかった週が明けての月曜日・・・これから5日間仕事しなきゃならないのかと思うと、なんとも言えない鬱々とした気持ちになりますからね」
みんながうんうんと頷く。サラリーマン経験のあるマスターのみならず、ここにいる全員が経験していることだ。
■ MとM
「おやおや、しけた店にはしけた客しか集まらないんですかねえ」
そういって入ってくる男がいた。くろたんだ。黒のタキシードに身を包み、右手には火のついていない高価そうな葉巻が握られていて、隣には真っ赤なドレスを着た金髪の白人女性をはべらせている。
彼女はモデルのような長身で、ミスユニバースに出ていてもおかしくないほどの美形であった。透き通るような肌は北欧の出身だろうか。ドレスのスリットからは白い陶器のようななまめかしい太ももがのぞいている。
「先週もまたさんざんな予想をしていましたね」
くろたんはマスターを一瞥してから、真一郎を睨みつけた。
「モリノドリームにマテンロウスカイ。Mから始まる馬2頭で惨敗するとは、もしやみなさんはお金がなくなることで快感を覚えるドM集団なのかな?」
そういって高笑いするくろたんに、真一郎がいった。
「そういうくろたんさんだって、サトノグランツとオフトレイルが圏外でしたよね? サトノのSにオフトレイルのO・・・強気なことを言っていますが、内心SOSを出してるんじゃないですか? 誰か僕を助けてくださいって!」
「なんだと! この若造が!!」
くろたんと真一郎は、1メートルほどの間合いを取りながら、反時計回りに回転を始めた。お互い、両腕をぐるぐると顔の前で回している。タイガーステップだ。
「ちょっとー! カラオケの字幕がみえないんだけど!」
カラオケを歌っていたテーブル客から突っ込みが入り、ふたりは回転をやめた。
くろたんは、金髪美女を店の外まで連れ出し、財布の中から渋沢栄一を3名召喚すると、半分に折りたたんで彼女に手渡した。サンキューうたまろ。そういって金髪美女はくろたんの下半身に軽くデコピンをしてから、くろたんのおでこにキスをした。
そして、外で待っていたジャガーの助手席に乗り込む。運転席には、ボブ・サップのような筋骨隆々の体格で、トムキャットのような顔半分はあろうかというでかいサングラスをした黒人男性がいる。秋だというのに上はタンクトップ一枚だ。これからホテルにでもいってやりまくるのだろう。雪のように白い二本のふとももの間に、黒いデカチンがぬるりと入っていく場面を想像し、くろたんは軽く舌打ちをした。
たった数分の演出に3万円の出費は痛かったが、これも経費のひとつだ。くろたんは渋面をいつものクールな表情に戻してから、ゆっくりと店内に戻った。
■ ボンドガール
「1着かどうかはともかく、馬券の軸という点ではボンドガールがぴったりでしょうね」
響のロックで舌を湿らせてから、くろたんはいった。みんなが注目する。
「『ウマのそら』の新バージョン。駿くんとその両親。祖父と祖母・・・簡単に言えば家族団らんの演出ですね。そして回想する馬はメモリアルヒーローでもあるアカイトリノムスメ。アパパネとの母娘制覇」
みんながうんうんと頷く。アカイトリノムスメはくろたんが的中させた会心のレースということもあり、舌は滑らかだ。
「そして、重賞インフォメーションの過去優勝馬は2007年のダイワスカーレット。いうまでもなく兄は名馬ダイワメジャー」
秋華賞
ボンドガール(父ダイワメジャー)
みんながなるほどと頷いた。家族を強調している「ウマのそら」と重賞インフォメーション。秋華賞にゆかりのあるボンドガールは侮れない存在だ。くろたんが続ける。
「庭でお馬さんごっこをするシーンがありますが、左にみえる男性の服は藤田晋の勝負服でしょう」
そこでくろたんは、響のロックに口をつけた。
「今週は、JRA FUNやJRA-VANのXにも要注意です。ボンドガールにつながるものをどこかでポストしてくるでしょうね」
そういってくろたんは、タキシードとともに店外へと消えた。
■ 騎乗停止
2024年10月9日(水)午後7時
-東京都某区 スナック忘れな草-
「スマホ中毒ってやつなのかなあ・・」
タコ社長が眉根を寄せた。今日は真一郎とギョニ子の姿はなく、問いかけた先はカウンターの向こうにいるマスターと麗子ママだ。麗子ママが応じる。
「小林勝太騎手と永野猛蔵騎手ね。調整ルーム居室内にスマホの持ち込み・・・去年からこれで何人目かしら?」
「生まれたときからスマホが当たり前にある世代。罪悪感よりも触りたいという欲求が勝ってしまうのでしょうね・・・ですが、公正競馬確保の観点からは看過できるものではない」
マスターはそういって腕を組んだ。
■ アイルランド
「あら? しんちゃんと今日子ちゃんがいないなんて珍しいわね」
そういって入って来たのは、長身瘦躯のおねえママ、キャロラインママだ。経営している立ち飲み処UEGOMORIを若い衆に任せて、ちょっと遊びに来たらしい。
マスターから、真一郎とギョニ子が意図的に来店頻度を落としている理由と、今話題にあがっていた若手騎手のスマホ不正利用について聞かされたキャロラインママは、なるほどねといってからジントニックを一気に半分飲んだ。たくましい喉仏が首の中央と下顎の間を上下する。
「小林勝太、そして今年引退したあの騎手・・・・・アイルランドの大使のため息が聞こえてきそうだわ」
そう言い残し、長身ママは店を出ていった。
「アイルランド大使のため息・・・なんのことだろうな」
タコ社長の質問には、マスターがすぐに答えた。
「アイルランド大使特別賞ですよ。競馬学校卒業生の中で、最も騎乗技術が優れていた者に贈られる賞です」
さっそくパソコンを操作したマスターは、あるサイトをみてポンと手を叩いた。
「小林勝太・・・2023年度は彼が受賞者でした」
タコ社長と麗子ママがマスターに注目する。
「そしてその前年、2022年度が角田大河です」
うーんという低い唸り声を出したのはタコ社長だった。
「角田大河もだったか・・・昨年女性騎手5名らとスマホ使用で騎乗停止処分・・・そして今年・・・」
あんなことになっちゃってと、タコ社長の代わりにつぶやいたのは麗子ママだった。
「アイルランド大使特別賞は、いってみれば大学の首席みたいなものよね? そんな栄誉を背負った騎手が相次ぐ不祥事・・・アイルランド大使が嘆くとはこのことだったのね」
■ ジャングルポケット
「角田大河・・・」
マスターがつぶやくようにいった。怪しく光る眼には何かを掴んだような気配がある。
「ジャングルポケット斉藤が吉本興業から契約解除されましたが、仕事を休み始めたころの報道はメンタルの不調というものでした」
タコ社長と麗子ママが頷く。
「ところが、発表されたのはロケバスの中での性加害という破廉恥な行為。アイルランドトロフィーがある週まで引っ張ったというのは考えすぎでしょうか?」
「アイルランドトロフィーがある週まで引っ張った?」
タコ社長が尋ねると、マスターが解説する。
「来年、大幅な競馬番組の改変があります。そのなかのひとつが、アイルランドトロフィー府中牝馬ステークスから、府中牝馬ステークスのタイトルがなくなることです」
タコ社長がなるほどと頷いた。
JRAが9月23日に発表した、2025年度開催日割および重賞競走における今年度からの変更点は、多岐にわたるものであった。
一例として、アイルランドトロフィー府中牝馬ステークスが、アイルランドトロフィーと名称変更となる。そして、マーメイドステークスがGⅢの府中牝馬ステークスと名称変更された上に、宝塚記念翌週の東京競馬へと移動された。
「なるほどなあ」
タコ社長が腕を組みながらいった。
「来年度からは単にアイルランドトロフィーという名称で生まれ変わる、府中牝馬ステークス。そのレースの旧名称最後の実施週に、アイルランドにゆかりのある騎手の不祥事報道・・・」
マスターと麗子ママが頷く。
「そして、角田大河との関係が取りざたされていたジャングルポケット斉藤が契約解除・・・ジャンポケの主戦騎手は角田大河の父、角田晃一」
■ オリビエ・ペリエ
そのとき、麗子ママがあっと声をあげた。
「ジャンポケ斉藤の名が吉本興業のホームページから消えた・・・角田晃一がジャングルポケットを降ろされたのってジャパンカップじゃなかったかしら?」
2001 第22回 ジャパンカップ
4-06(右)ジャングルポケット(Oペリエ)
※Oペリエはテン乗り・前走まで6戦連続角田晃一
なるほどと手を叩いたタコ社長が、後を引き継ぐ。
「マスターがいうように、馬主でもあり競馬関連の仕事も多かったジャンポケ斉藤の契約解除のタイミングに意味があるなら、アイルランドトロフィーにサインを送るかもしれねえな? ジャパンにアイルランド・・・国名タイトル重賞っつう共通点もある!」
マスターが大きく顎を引く。
「あるかもしれませんね。アメリカジョッキーズクラブカップ、通称AJCC。そしてニュージーランドトロフィー、アイルランドトロフィー、ジャパンカップ。国名タイトル重賞はこんなところでしょう」
タコ社長と麗子ママが頷く。
「現役騎手のページから角田大河の名前が消え、吉本興業のホームページからはジャンポケ斉藤の名前が消えた」
麗子ママが続ける。
「ジャングルポケット騎乗を、角田晃一から引き継いだオリビエ・ペリエ騎手・・・彼もまた、今年の春に鞭を置いた。そんな偶然によってつながった3人を示唆するかのような、アイルランド大使特別賞受賞騎手の不祥事・・・ジャパンカップの4枠は要注意かもね」
2001 第22回 ジャパンカップ
4-06(右)ジャングルポケット(Oペリエ)
→「府中牝馬ステークス」がつく
最後のアイルランドトロフィーはジャンポケの4枠?
タコ社長とマスターがなるほどと頷いた。麗子ママが続ける。
「それにしても、ジャンポケ斉藤が体調不良で休んでいると報道されている間、被害女性は怒り心頭だったでしょうね。吉本興業側は、詳細をすべて把握するまでは契約解除できないとかなんとか女性側に言っていた・・・もしくは、なんとかもみ消しを図ろうと手を尽くしていたか・・・」
「そうだろうな」
タコ社長が頷きながら言った。
「契約解除を発表したタイミングで、女性にこう言ったんじゃねえか? オマタセシマシタってな?」
「笑えないジョークですね」
マスターがやれやれという風に嘆息した。
■ スティルインラブ
2024年10月10日(木)午後7時
-東京都某区 スナック忘れな草-
「明日は来ると連絡がありましたよ」
マスターがタコ社長にいった。今日も来ていない、真一郎とギョニ子のことだ。少し寂しそうな表情を浮かべたタコ社長だったが、了解といって話題をすぐに競馬へと切り替えた。
「ママさん、動画のほうで何かいいネタがあるかい?」
振られた麗子ママは、待ってましたとばかりに切り出した。
「4Kリマスター動画が、何か仕掛けてきたっぽいわよ」
「おお、メジロラモーヌ以来の三冠牝馬スティルインラブかい。これのどこに仕掛けがあるんだい?」
「GⅠ週の4Kリマスター動画。今年何度かアップはされてるんだけど、登場した馬はすべてメモリアルヒーローばかりなの。そうじゃない馬が登場するのは、このスティルインラブが初めてってこと」
なるほどなあとタコ社長が声をあげる。マスターも頷いている。麗子ママの解説が続く。
「本命サイドの馬で申し訳ないんだけれど、スティルインラブの戦歴からはチェルヴィニアが浮上するわ」
2003 スティルインラブ(三冠馬)
秋華賞 2番人気
前走:ローズS 1人気 5着
レガレイラ
(ローズS 1人気 5着)
(ルメール・木村哲也)
チェルヴィニア
(ルメール・木村哲也)(当日2人気?)
マスターが頷いていった。
「チェルヴィニアが当日2番人気で、かつ12番に入ったら面白そうですね」
桜花賞
12番 ステレンボッシュ
オークス
12番 チェルヴィニア
秋華賞
12番 チェルヴィニア
→ 12番が三冠?
「三冠馬スティルインラブに対し、12番が三冠達成ってわけか」
タコ社長はそういうと、うまそうに眞露の水割りを喉に流し込んだ。
■ 大山のぶ代
2024年10月11日(金)午後7時半
-東京都某区 スナック忘れな草-
真一郎とギョニ子の作戦会議が終わったらしい。ギョニ子は、少しぬるくなった生ビールで魚肉ソーセージを流し込むと、ジェスチャーで麗子ママにお替りを頼む。阿吽の呼吸で、空のジョッキと新しいジョッキを入れ替えるように麗子ママがお替りを渡した。
今日、火曜日以来の来店だった真一郎とギョニ子に、水曜日以降の見解を伝えたのはマスターだった。真一郎とギョニ子はそれらの情報をもとに、20分ほどの作戦会議を開いていたのだ。
「スティルインラブからのチェルヴィニア」
真一郎が口を開いた。
「とても面白いと思ったのですが、12番にはラヴァンダが入った・・・となると、スティルインラブの役割は別のところにありそうです」
「テテテ テッテテー!」
四次元ポケットから秘密の道具を出すときのような、ドラえもんの声真似をしたのはギョニ子だった。
「大山ヒルズーー!!」
みんながおおという声を挙げた。ドラえもん役を長く務めた声優の大山のぶ代さんが、9月29日に老衰のため亡くなったと報道があったのは今日のことだった。90歳だった。
大山の読みは「だいせん」ではあるが、同じ漢字「大山」であることから、JRAが仕込んでいた可能性は高い。
「ちょっとこのネタに期待したいのは、大山ヒルズが誕生したのが、スティルインラブが三冠を達成した2003年だからです」
真一郎の説明にみんなが前のめりになる。ギョニ子が続く。
「さあ、スティルインラブの勝った秋華賞。同枠馬に面白い馬がいたわ」
2003 秋華賞
8-17 スティルインラブ
8-18(タイム)ウィルテル
「ドラえもんの人気道具といえば、どこでもドアにタケコプター、もしもボックス、それにタイムマシンね」
みんながうんうんと頷く。タコ社長が口を挟んだ。
「大山のぶ代がサインになりそうっつうことはわかったぜ。んで、秋華賞では何が浮上するんでい?」
「ドラを従えたキズナ産駒のクイーンズウォークでしょうか。キズナは大山ヒルズが育てた馬です」
秋華賞
2-02 ミアネーロ(ドゥラメンテ)
2-03 クイーンズウォーク(父キズナ≒大山ヒルズ)
2枠=「ドラ・大山」
みんながおおという声を挙げた。
スマホの不正使用と虚偽報告が明らかとなり、電撃引退が発表された藤田菜七子騎手。そんな身内の失態をサインにするくらいなら、国民的声優の訃報で競馬ファンの視線を逸らせたほうがいいと考えるのは至極当然のことである。
■ ルガル・アスクカムオンモア
10分間の休憩後、クイーンズウォークのさらなる推しネタをみつけたのは、麗子ママだった。
「おそらく今回の第3弾が最後となりそうなDAZNとJRAのコラボ、KBAZN。第3弾は競馬実況にフォーカスを当てていたの」
麗子ママの説明は、次のようなものだった。DAZNのF1実況アナであるサッシャが、東京競馬場で実況にチャレンジする。撮影が行われた日は、京都で宝塚記念が施行された日で、実況アナが実況時に参照する「塗り絵」でアップとなる馬名は、東京7レースのケイツークローンであった。
6/23(日)東京7R
6-08 ケイツークローン(菊沢一樹)
※菊沢一樹 藤田菜七子と同期の第32期生
同レース勝利馬
2-02(ア)スクカムオンモ(ア)
※菊花賞登録馬
(ル)ガ(ル)
(ク)イーンズウォー(ク)
(ア)スクカムオンモ(ア)の枠?
みんながなるほどと声を挙げた。麗子ママが続ける。
「みんな知っての通り、西村淳也騎手のルガル勝利で、今年のGⅠは障害も含めてすべて違う騎手が勝利よね?」
みんながうんうんと頷く。
「クイーンズウォークは川田将雅騎手。ジャンタルマンタルでNHKマイルカップを勝利してるから、彼が勝つとついに法則が途切れる・・・・・だけどその代わり発動するのが、頭と尻文字一致馬ってわけ」
「よし! 秋華賞はクイーンズウォーク本命でいこうじゃねえか!」
タコ社長がそういうとみんながすぐに同意し、スナック忘れな草の本命馬が決まった。
スナック忘れな草
秋華賞 GⅠキングバトル本命馬
3番 クイーンズウォーク
■ 編集後記
JRAの仕事は早い。DAZNの公式チャンネルからKBAZNはすべて削除され、JRAニュースからも同コンテンツ紹介のものは削除されています。
昨年のスマホシックスの報道で、女性騎手でひとり騎乗停止とはならず、結果的に株をあげたかたちの藤田菜七子。それが虚偽の申告によるものと明らかになり騎乗停止処分。それを受けて、彼女が選んだ道は引退。
「うまくごまかせば、騎乗依頼が増えるかも・・」
悪魔のささやきに、ふと魔が差したのでしょうか。
Time will tell
時間がたてばわかる
Cry だから今は泣きたいだけ泣いていい
time will tell 宇多田ヒカル
Uta-Net
師匠の根本康広調教師の胸で慟哭したとされる藤田菜七子。自分の愚かさに腹が立って腹が立ってしょうがなかったのでしょう。ただただ残念です。