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スナック忘れな草~オルフェーヴル・2024安田記念最終見解~

トップ画像引用:勝浦正樹騎手 引退式


■ ロードデルレイ

2024年6月1日(土)午後5時
-東京都某区 スナック忘れな草-

「この除外をどう読むかだなあ・・」

タコ社長が新しい眞露の水割りを作りながら言った。

今日行われた鳴尾記念は、金子真人オーナーのヨーホーレイクが、同オーナー所有馬で連覇を目指していたボッケリーニをクビ差退け、金子真人丼という決着だった。

一方、スナック忘れな草が本命に据えたロードデルレイは、疾病のため取消という後味の悪い物だった。

「軍資金がそっくり戻ってきたといいほうに考えましょう」

真一郎が前向きに言った。ギョニ子が続く。

「2分の1の法則ならセリフォスにプラスかしら?」

ギョニ子はそう言うと、今日2本目の魚肉ソーセージにかぶりついた。ロードデルレイとセリフォスは、川田将雅と中内田充正、加えて正逆20の位置も一致するという。

鳴尾記念 14頭
4-06 ロードデルレイ 取消
川田将雅・中内田充正・正20

安田記念 18頭
8-17 セリフォス
川田将雅・中内田充正・逆20

「セリフォスは要注意ですね・・・よし!」

ギョニ子の言葉にみんなが頷いたのを見て、マスターがポンと手を叩きながら言った。

「ここはひとつ安田記念の予想をリセットしましょう!」

みんなが同意し、10分間の休憩後に検討を再開することにした。

■ オルフェーヴル

再開後、興味深い考察を披露したのは麗子ママだった。来週の京都競馬場にも、2011年以来の施行となるレースがふたつ組まれているという。

<2011年以来の施行>

6/1(土)
京都08R 聖護院特別
京都10R 若狭湾特別

6/8(土)
京都09R 一乗寺特別
京都10R 長浜特別

「聖護院の『聖護』は安田『翔伍』調教師、若狭湾の『若狭』は『若さ』を示唆・・・それがダービーの予告だったという読みだったわよね?」

みんながうんうんと頷いた。真一郎が披露した説だ。

「一乗寺特別は2011年の7月10日以来の施行。一方の長浜特別は2011年の7月24日以来の施行なのよ。同じ日に持ってきたのなら、聖護院と若狭湾同様、セットで考えるべきだと思うの」

みんながなるほどと頷いた。

「まず2011年は、同年の牡馬三冠馬オルフェーヴルのことだと思うの。オークスとダービーの優勝馬番を振り返ってみて」

<オルフェーヴル 三冠優勝ゼッケン>

皐月賞  12番
ダービー 05番
菊花賞  14番

2024 オークス
12番 チェルヴィニア

2024 ダービー
05番 ダノンデサイル

2024 安田記念
14番 コレペティトール?

みんながおおという声を挙げた。

今年のオークスとダービーの優勝馬番は、昨年のオークスとダービーを入れ替えたものだという見解は出ていたが、オルフェーヴルの皐月賞とダービーのゼッケンだという見解は初めてだ。

「14番コレペティトールかい?」

タコ社長が腕を組みながら言った。

「こりゃあまた、まったく眼中になかった馬が浮上したもんだぜ・・・この馬と来週施行のレースがどう結びつくんでい?」

■ 安田隆行

長浜長浜博之元調教師。一乗寺は一番目に乗った騎手と解釈したの」

みんながうんうんと頷いた。

「長浜博之元調教師が開業し、最初に乗った騎手、最初の勝利をもたらした騎手、いずれも安田隆行だったのよ!」


JRAホームページ


netkeiba.com タニノカーカネット

みんながおおという声を挙げた。麗子ママが続ける。

「東京競馬場では安田記念当日に安田隆行のトークショーもあるわ・・・安田隆行がキーマンでビンゴなら、浮上するのはこの2頭よ!」

2013 第63回 安田記念
5-10 ロードカナロア(岩田康誠・安田隆行
安田隆行 唯一の安田記念制覇

7-14 コレペティトール (岩田康誠
8-18 ダノンスコーピオン(安田隆行→福永祐一


JRAFUN 第3回 東京競馬場イベント

「ロードカナロア・・・」

マスターが言った。

「鳴尾記念で取り消したロードデルレイはこちらを示唆かもしれませんね」

みんながうんうんと頷いた。真一郎が言った。

「オルフェーヴルの三冠をそっくり使うのなら、菊花賞の14番と重なるコレペティトールですね!」

にわかにコレペティトールが本命候補に浮上した。

■ リアルインパクト

麗子ママの考察には続きがあった。

「オルフェーヴルが三冠を達成した2011年。その年の安田記念は3歳馬リアルインパクト。コレペティトールと同じ7枠14番よ!」

2011 第61回 安田記念
7-14 リアルインパクト(戸崎圭太

7-14)コレペティトール
8-18 ダノンスコーピオン(戸崎圭太

みんながなるほどと頷いた。ギョニ子が言った。

「安田隆行から浮上するコレペティトールとダノンスコーピオン。どちらもリアルインパクトにつながるのね?」

スナック忘れな草
安田記念 注目馬
◎14番 コレペティトール
〇18番 ダノンスコーピオン
▲17番 セリフォス

■ 勝浦正樹

「7枠14番と言えば・・・」

マスターが言った。

「東京競馬場で引退したばかりの勝浦正樹のイベントが組まれています。彼にGⅠ初勝利をもたらしたテレグノシス。安田記念で2着していますが、勝ち馬が7枠14番のツルマルボーイでした!」

みんながおおという声を挙げた。

2002 第7回 NHKマイルC
テレグノシス(勝浦正樹
勝浦正樹 GⅠ初勝利

2004 第54回 安田記念
1着:(7-14)ツルマルボーイ
2着:5-09 テレグノシス勝浦正樹
勝浦正樹 安田記念 唯一の馬券圏内

「ツルマルボーイ・・・懐かしいぜ!」

タコ社長がそう言って、禿げ頭をつるりとなでたのでみんなが笑った。

■ 柴田善臣

10分の休憩を挟み、勝浦正樹の引退式をあらためて見てみようということになった。現役騎手で花束贈呈に登場するのは、北村宏司、柴田善臣、吉田豊の3名だった。



勝浦正樹騎手 引退式

マスターが言った。

「この3名の中で、安田記念を勝っているのは柴田善臣だけですね! 2回勝っていますが、2頭ともコレペティトールにつながります!」

1993 第43回 安田記念
7-14 ヤマニンゼファー(柴田善臣

2014 第64回 安田記念
5-10 ジャスタウェイ柴田善臣

7-14)コレペティトール(父ジャスタウェイ

みんながおおという声を挙げた。マスターがまとめる。

「来週の番組が示唆する2011年。同年安田記念が7枠14番リアルインパクト。その7枠14番は同年の牡馬三冠馬、オルフェーヴルの菊花賞ゼッケンとも一致する」

6/8(土)
京都09R 一乗寺特別
京都10R 長浜特別
2011年以来の施行

2011 牡馬三冠馬 オルフェーヴル

皐月賞  6枠12番
ダービー 3枠05番
菊花賞  7枠14番

2024 オークス
6枠12番 チェルヴィニア

2024 ダービー
3枠05番 ダノンデサイル

2024 安田記念
7枠14番 コレペティトール?

2011 安田記念
7枠14番)リアルインパクト

みんながうんうんと頷いた。

長浜特別と一乗寺特別からは長浜博之厩舎の馬に最初に乗った安田隆行元調教師。安田記念当日にトークショーもある」

2013 第63回 安田記念
5-10 ロードカナロア(岩田康誠・安田隆行
安田隆行 唯一の安田記念制覇

7-14 コレペティトール (岩田康誠
8-18 ダノンスコーピオン(安田隆行→福永祐一

「イベントが組まれている勝浦正樹からは、テレグノシスが2着した安田記念の優勝ゲートが7枠14番。引退式で唯一、安田記念勝利騎手として花束贈呈した柴田善臣からもコレペティトールが示唆される」

2004 第54回 安田記念
1着:(7-14)ツルマルボーイ
2着:5-09 テレグノシス(勝浦正樹
勝浦正樹 安田記念 唯一の馬券圏内

1993 第43回 安田記念
7-14)ヤマニンゼファー(柴田善臣

2014 第64回 安田記念
5-10 ジャスタウェイ柴田善臣
柴田善臣 勝浦正樹引退式出場の安田記念勝利騎手

7-14)コレペティトール(父ジャスタウェイ

■ 勝負馬券

「人気がねえからまずはコレペティトールの単複だな?」

タコ社長が言った。

「それにダノンスコーピオンも単複を買ってもいいんじゃねえか?この馬もさほど人気がねえぜ?」

みんながうんうんと頷いた。麗子ママが言った。

「今日子ちゃんが最初に挙げてくれたセリフォス。17番ゲートは二刀流大谷翔平のゼッケンよね?」

みんながうんうんと頷いた。

「一乗寺特別のレース名解説を見ると、一乗寺は元祖二刀流の宮本武蔵が、吉岡一門と闘った『一乗寺下り松の決闘』の地として知られているとあるわ。三番手はセリフォスにして、枠連7-8を厚く勝負しない?」

みんながなるほどと同意し、スナック忘れな草の勝負馬券が決まった。

スナック忘れな草
安田記念 勝負馬券
◎14番 コレペティトール
〇18番 ダノンスコーピオン
▲17番 セリフォス

単複:14番コレペティトール、18番ダノンスコーピオン
枠連:7-8(本線)、7-7、8-8(押さえ)
馬連・ワイド:14-(17.18)4点

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