損切貧乏
「損切貧乏」という言葉を聞いたことがありますか?
「損切貧乏」とは、何度も損切を繰り返しているうちに損失が膨らむことです。
投資で大損しないためには、損切は必須です。
〇〇ショックで大損をしないように、適切なタイミングで損切りを実行し、極めて小さいダメージで〇〇ショックを切り抜けることが重要です。
トレンドに逆らう。
トレンドに逆らったトレードでは、損が膨らみ損切をしないと大損する。まずはトレンドを見極める必要がある。
損切りルールが適切ではない
損切ではなく狼狽売りになっている。
本来なら株価が大きく下がる前に損切りをすべきところ、マーケットの動きに翻弄されて、株価が大きく下落したときに、半ばパニック気味に保有株を売却する。
損切マージンが小さすぎる。
「買値のマイナス1%」で損切、「25日移動平均線を1円でも下回ったら」損切では、マージンが小さ過ぎて、ほんのわずな株価の変動で損切になる。
そのような小さな損を積み重ねると損切貧乏になる。
損切マージンが大きすぎる。
損切のマージンが大きすぎると、損切りとなった場合の損失が大きくなる。損失が大きくなりすぎないように適度な価格に損切ラインを設定する必要がある。
個人差はあるが、「25日移動平均線からのマイナスかい離が2%程度」で損切や、マイナス8%で損切などが適度である。
損切しない
最も危険なのは、損切ルールがない。損切が続くと損失が積み重なってしまうからといって、損切りを実行しないと、含み損が膨らみ「損切らない貧乏」になる。損切りが続く時期もあるが、マーケット環境が好転すれば大きな利益を得ることができるため、適切な損切をして、次のチャンスに備える必要がある。
損切後、買い直さない
一時的な下落で損切となっても、株価が切り返して大きな上昇につながるケースが多々ある。そのため、損切銘柄は、損切後も日々株価チャートをチェックし、反転上昇に転じたときに買い直しをする必要がある。