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視覚障がいって?
「視覚障がい」と聞くと
「目が見えない障がい」とイメージされる方が多いのではないでしょうか?
しかし、視覚障がいは「見え方」の障がいであり、
目が見えなくなるという症状だけではありません。
そこで「視覚障がいってどんな種類があるの?」
といった視覚障がいの分類についてお伝えしていこうと思います。
■視覚障がいの4つの分類
視覚障害は大きく「盲」か「弱視」に分けられます。
盲の中にも、明暗の区別はつく状態
目の前の指の数程度なら分かる状態など、いくつかの程度があります。
また、弱視は、視力が低い状態のほかに、見える範囲が狭い、
明るいところでは見えるが
暗いところでは見えにくい等の状態もふくみます。
とされています。
この「盲」と「弱視」の状態によって
障がいの種類が異なることがわかりました。
次に視覚障害の種類を説明していきます。
▽視覚障害
視覚的な情報を全く得られない又はほとんど得られない人と、
文字の拡大や視覚補助具等を使用し
保有する視力を活用できる人に大きく分けられます
視力障害のうち、全く視力がないことを「全盲」といい、
視力が少しでもあることを「弱視」ということもあります。
▽視野障害
見える範囲が、狭くなったり一部が欠けたりする状態
この「視野障害」には見え方の種類があります。
▽求心性視野狭窄(きゅうしんせいしやきょうさく)
見える部分が中心だけになって、段々と周囲が見えなくなります。
「求心性視野狭窄」は、中心しか見ることができない視野の障がいです。
前を向いていると遠くを見ることはできますが、
近いものが見えにくいため、足元がつまずきやすくなってしまいます。
▽中心暗転
周囲はぼんやり見えるが真ん中が見えません。
文字等、見ようとする部分が見えなくなります。
全体像はぼんやりと見えるので歩くことはできますが、
部分的に見えていないところがあるため、
歩行中に物にぶつかったりしてしまいます。
▽色覚障害
色を感じる眼の機能が障害により分かりづらい状態
「色覚障害」は、色が全く識別できないわけではなく、
特定の色が見にくい状態をさします。
例えば、緑と赤が区別しにくい色の1つで、
緑の木の中で紅葉の赤がわからなかったり、
緑色の黒板の上に書かれた赤色の字が見えにくくなります。
▽光覚障害
光を感じその強さを区別する機能が、障害により調整できなくなる状態
夜や暗いところでは何も見えなくなる
「夜盲(やもう)」と呼ばれる状態になったり、
光を「まぶしい・痛い」と感じるようになります。
■視覚障がいの方をサポートする
「白杖」、「点字」、「盲導犬」
視力が弱かったり、
全く見えなくても自力で生活されている方はたくさんおられます。
では、どのようなサポートを受けておられるのでしょうか?
▽白杖(はくじょう)
目の見えない人が道を歩けるように使う杖のことで、
身体障害者福祉法の補装具にも認定されています。
原則として、白杖を安全に使うために
「歩行訓練士」の指導を受けることになっています。
▽点字
点字は、道を歩くときの「点字ブロック」だったり、
駅の色々な場所に点字で説明がされていたり、
身の回りにたくさん使われていますね。
点字は目が見えない人にとって大事な情報源であり、
その情報を頼りに歩いたり、電車を利用されています。
▽盲導犬
「盲導犬」は視覚障がいの方が安全に街を歩けるように、
段差や曲がり角などを知らせる犬のことです。
ハーネスをつけているのが特徴です。
障がいを持つ方のために働く犬は他にも
「介助犬」「聴導犬」などがあります。
■視覚障がいを理解して住みやすいまちづくりに貢献しましょう
よく「人は多くの情報を目で得ている」と言われています。
しかし、視覚障がいの方は目から情報源が少なく、
情報を得ることが難しくなりますね。
そんな場合に役に立つのが、「白杖」や「点字」、そして「盲導犬」です。
もし、街で白杖を使用していたり、
盲導犬を連れている人を見かけたら道を譲り、
安全に過ごせるようにしたいものですね。
--------------------------------------------------------------------------------------より豊かに、当たり前に人生を楽しめるように。
利用者様の一人ひとりの成長をサポートします。