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就労移行支援事業所を利用することのメリット~発達障がい者編~
就労移行支援事業所を選ぶ際、
「就労移行支援事業所って通所するとどんなことができるようになるのだろう」
「自分には必要なのかな?」
と思うことはありませんか?
そこで今回は就労移行支援事業所を利用することのメリットについてご紹介したいと思います。
この記事は【発達障がい者編】と題して、発達障がいのある方に対するメリットをお話していきます!
まずは発達障がいの簡単な概要をご紹介!
発達障がいとは…
生まれつきの特性です
発達障害には、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(LD)、チック症、吃音などが含まれます。
これらは、生まれつき脳の働き方に違いがあるという点が共通しています。
同じ障害名でも特性の現れ方が違ったり、いくつかの発達障害を併せ持ったりすることもあります。
自閉スペクトラム症
コミュニケーションの場面で、言葉や視線、表情、身振りなどを用いて相互的にやりとりをしたり、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ったりすることが苦手です。
また、特定のことに強い関心をもっていたり、こだわりが強かったりします。
感覚の過敏さを持ち合わせている場合もあります。
注意欠如・多動症(ADHD)とは
発達年齢に比べて、落ち着きがない、待てない(多動性-衝動性)、注意が持続しにくい、作業にミスが多い(不注意)といった特性があります。
多動性−衝動性と不注意の両方が認められる場合も、いずれか一方が認められる場合もあります。
学習障害(LD)とは
全般的な知的発達には問題がないのに、読む、書く、計算するなど特定の学習のみに困難が認められる状態をいいます。
チック症
チックは、思わず起こってしまう素早い身体の動きや発声です。
まばたきや咳払いなどの運動チックや音声チックが一時的に現れることは多くの子どもにあることで、そっと経過をみておいてよいものです。
しかし、体質的にさまざまな運動チック、音声チックが1年以上にわたり強く持続し、日常生活に支障を来すほどになることもあり、その場合にはトゥレット症とよばれます。
吃音
滑らかに話すことができないという状態をいいます。
音をくりかえしたり、音が伸びたり、なかなか話し出せないといった、さまざまな症状があります。
就労移行支援事業所を利用するメリット
① 生活のリズムを整えることができる
毎日同じ場所に通うので、生活リズムが作りやすいというメリットです。
発達障がいの方は
<朝、順序だてて支度をすることが難しく、時間に遅れてしまう>
<時間を逆算することが難しい>
<昼夜逆転しやすい>
という方が多いので、こちらのメリットを上げました。
たったこれだけでのことですが、生活リズムが確立できるだけで、就職に大きく近づきます。
② 客観的に見た自分のコミュニケーションがわかる
<客観的に>というのが最大のポイントです。
今までコミュニケーションに苦労してきた方も多いのではないでしょうか。
主観的にしかコミュニケーションが見えないと、
全然言い過ぎていないのに「言い過ぎてしまったのではないか」と悩んだり、
「自分は普通のことを言っただけなのに、なぜか相手が泣いてしまった」ということが起きたりします。
「よくわからないけど、周りに笑われた」
「よくわからないけど、怒られた」という経験がある人はとても多いです。
コミュニケーション能力を上げましょう!と言っているのではありません。
実はコミュニケーションはテクニックで対応できる部分もあります。
「こういう時は〇〇する」等ポイントを抑えると、
余計に悩んでしまったり、辛い思いをしなくて済む場合もたくさんあります。
③ 客観的に見た自分の生活能力や作業能力がわかる
ここでも<客観的に>というのがポイントです。
特性上、自分と周りを冷静に比較し、自分の中で評価を出すということが難しかったり、
極度に偏りがあったりする場合があります。
そのため、自分に対して凄く自信がなかったりする方が多くいらっしゃる印象です。
そこで、自分自身のできることや苦手なことを第三者に見てみてもらうことによって、客観的な評価を受けることができます。
④ 場面ごとの苦手をフィードバックできる
皆さんは苦手な場面はありますか?今までは「苦手だから」を回避できていた、
<人と話す場面>や<誰かと一緒に作業する場面>も仕事をするとなると回避できないことがあります。
苦手には苦手になった理由が必ずあります。
「一緒に作業したら、嫌な顔をされた」
「みんなで会話をしている時に自分だけ会話に入れなかった」
等…人によって様々かと思います。
就労移行支援事業所では苦手な場面に遭遇した時の対処法や対応法を職員と一緒に考えることができます。
コミュニケーションの場面だけではなく、
・「電話の音が鳴っている場所で作業するのが苦手。
でもオフィスって電話が多いから、どう対処したらよいのかわからない」
・「視界に多く情報が入るのが苦手。でも対応方法がわからない」
という作業の場面での苦手なこともフィードバックし、一緒に対策を考えることができます。
⑤ 就職後も支援をしてくれる
「就職すればもう大丈夫」と思う方も多いかもしれません。
しかし就職してからがスタートです。
発達障害は目に見える障害ではない分、相手にとってわかりにくい場合も多い障害になります。
そのため、意図せずした行動を勘違いされてしまったり、苦手なことをお願いされてしまったりするケースが往々にしてあるのが現実です。
そこで、就労移行支援事業所が介入することによって、
会社側に再度障害についての説明ができたり、会社の意図を聞き取り、仲介役となって伝えることができます。
仲介役がいることで相互のコミュニケーションがスムーズにいくこともたくさんありますよ。
より豊かに、当たり前に人生を楽しめるように。
利用者様の一人ひとりの成長をサポートします。
川越市就労移行支援、川越市就労継続支援A型、計画相談支援。
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