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赤ちゃんが泣く理由

「赤ちゃんは泣くのが仕事」と昔から言われます。
そうは言っても、赤ちゃんがなかなか泣き止まないと、ママやパパは大変ですよね💦
赤ちゃんが泣く理由を理解しておけば、おのずと対処法もわかってきます。

なぜ泣くの?

赤ちゃんが泣く理由がわかれば、こんなに苦労しないのに…。
そう思うママ・パパもおられるはず。
赤ちゃんが泣く理由にはどんなことがあるのか、見ていきましょう🌈

・お腹がすいた、おむつが汚れて気持ち悪い、暑いといった不快感などの生理的要求を知らせている
・寂しさ、不安、甘えを泣くことで表現している
・泣くことで心臓や肺の機能を高めている

つまり、赤ちゃんが泣くことは、コミュニケーションの手段であることがわかります。赤ちゃんが泣いてくれるから、ママ・パパに赤ちゃんの気持ちが伝わります。泣くことは、赤ちゃんの成長に欠かせないものなのです♪

月齢別に解説

生まれたて~3ヶ月の赤ちゃんが泣く理由
生まれたて~3ヶ月の赤ちゃんは、不快を訴えて泣くことがほとんどです。お腹がすいた、暑すぎる、おなかが苦しいなどが、泣いている主な理由です。

4ヶ月~9ヶ月の赤ちゃんが泣く理由
4ヶ月~9ヶ月の赤ちゃんも、不快を訴えて泣きます。
3ヶ月の赤ちゃんが泣く理由に加えて、眠たくて泣くようになるのが特徴です。
また、寂しさや不安を表すために泣くようにもなります。
夜泣きがはじまるのもこのころです。

理由がないのに泣くこともある
赤ちゃんは、特に理由がないのに泣くこともあります。

生後2ヶ月から始まり、生後2カ月くらいをピークに5ヶ月くらいまで続く「パープルクライング」という時期があります。
「黄昏泣き」とも言われています。

これらは、成長すると自然に治っていきます。
不安に思う必要はありません。

対処法

授乳時間を確認
赤ちゃんが泣く原因としてすぐに思いつくのは「空腹」ではないでしょうか。

授乳時間を確認し、お腹がすいていそうならば授乳しましょう。お腹が満たされれば、すやすやと眠ってくれることも多いです。

暑さ寒さ、環境をチェック
赤ちゃんが過ごしている部屋に、泣いている原因が潜んでいることもあります。たとえば、部屋の温度や音、におい、光などです。これらが赤ちゃんを刺激し、泣くことがあります。

季節の変化によって身体が冷えたり温まりすぎたりしないように、室温は20~25℃にし、テレビの音や明るい光は適度に調整するなど、快適に過ごせるよう環境を整えてあげましょう。

衣服のチェック
赤ちゃんが着ている服が不快感を与えていて、泣いているのかもしれません。服によって発生しがちな不快感には…

・衣類のボタンやタグが当たって痛い、かゆい
・ゴムがきつい
・厚手の服で暑すぎる、薄着で寒い
・かぶれやあせもでかゆい
・糸くずが指などに絡まって痛い
・洋服やシーツのシワが不快

肌が赤くなっているところはないか、湿疹ができていないかなど、体をチェックしてみてください。服によって不快な思いをしていると考えられる場合は、赤ちゃんがお気に入りの、快適な服に着替えさせてあげてください。

おむつが汚れていたら交換
おむつが汚れているのが不快で泣いている可能性もあります。おむつが汚れてれば、お尻を拭いて、きれいなおむつと交換してあげましょう。さっぱりすれば、泣き止むこともあるでしょう。

寝かしつけをする
お腹もいっぱい、おむつも替えた、それでも泣き止まない場合は、最終手段「寝かしつけ」をしましょう。もしかしたら、眠いのにうまく眠れなくて泣いているのかもしれません。

赤ちゃんを抱っこし、体をぴったりと密着させ、ゆらゆらと揺らしたり、お尻をとんとんと叩いたりしてみてください。うまくいけば、泣き止んで眠ってくれるでしょう。また、赤ちゃんが泣き止む音楽をかけながら、布団で寝かしつけをしてもよいでしょう。

体調を確認
いつもと泣き方が違う、いままでに見たことがないくらい激しく泣く、ずっと泣いているが泣き方が弱い、いつもの泣き止ませ方法がうまくいかない…。

そんなときは、体調不良の可能性も考えましょう。泣き方以外に、熱がないか、嘔吐していないか、発疹はないかなど、赤ちゃんの全身をくまなく観察してください。気になる場合は、病院を受診しましょう。

「してはいけない」対処法

激しく揺さぶる
赤ちゃんが泣き止まないからといって、激しく揺さぶることは絶対にしてはなりません。

赤ちゃんの脳はとても柔らかいため、激しく揺さぶられると脳のまわりの血管や神経が引きちぎられてしまいます。これを「乳幼児揺さぶられ症候群」といいます。

また、激しく揺さぶられたことにより、言語障害や歩行困難、失明といった後遺症や、最悪のケースでは死に至ることもあります。絶対にやらないようにしてください。

口をふさぐ
赤ちゃんの泣き声は結構な音量があります。うるさいから、周囲に迷惑になるからといって、つい口を手でふさぎたくなるかもしれませんが、それは絶対にやめてください。

赤ちゃんの口をふさぐと、窒息してしまう可能性があります。

ママパパのイライラをぶつけるのはダメ
赤ちゃんが泣き止まないときは、ママやパパもイライラしてしまうかもしれません。そのイライラは赤ちゃんにぶつけないようにしてください。

イライラしたまま赤ちゃんのお世話をすると、赤ちゃんにイライラが伝わってしまい、よけいに泣いてしまい、ママ・パパもストレスがたまります。

どんなことをしても泣き止まないときは、赤ちゃんを安全な場所に寝かせて、その場を一時的に離れましょう。イライラが収まったら、再び赤ちゃんをあやしてあげてください。

ギャン泣き

赤ちゃんが激しく泣く「ギャン泣き」。
いろいろな対処法を行っても泣き止まないことには、次のような原因があるからかもしれません。

生後2週間から5ヶ月ころに何をやっても泣き止まない「パープルクライング」が原因として考えられます。これは、成長すると自然に治っていきます。

また、人一倍敏感な「HSC(Highly Sensitive Child)」である可能性もあります。もし、敏感であると考えられるのであれば、光や音といった外部刺激を減らすようにしてみてください。

憤怒けいれんに注意
赤ちゃんが激しく泣きすぎて、ひきつけを起こす症状が「憤怒けいれん」です。別名「泣き入りけいれん」とも呼ばれ、生後6ヶ月ごろから2、3歳ごろまでの子どもに起こります。

通常、発作は1分以内で治りますが、体に負担がかかりますので、抱っこして落ち着かせてあげるようにしてください。

考えられる心配事は?


赤ちゃんがよく泣くと、何か病気ではないかと心配になってしまいます。よく泣く時期はいつまでなのかと、考えられる心配事を見ていきましょう。

5~6ヶ月くらいまでは様子を見て
赤ちゃんが泣き続けるのは、生後1~2ヶ月ごろがピークといわれています。その後、ゆるやかに落ち着いてき、生後5~6ヶ月ごろには収まるケースが多いです。

生後5~6ヶ月ごろを過ぎてもよく泣くようであれば、別の理由があるかもしれません。医師に相談してみてください。

特徴や噂

よく泣く赤ちゃんには、ある特徴や性格があります。それは…

・音や光といった刺激に対して敏感
・新しい環境に慣れるのに時間がかかる
・小さな影響でも受けやすい
・自己主張がはっきりしている

赤ちゃんは、まだ言葉をしゃべることはできないので、自分が言いたいこと、伝えたいことを泣いて表現しています。

よく泣く赤ちゃんは頭が良い?
「よく泣く赤ちゃんは頭が良い」という噂があるようです。
結論からいうと、これは、事実とは言い難いです。このような噂が出回った理由には…

・しゃべれない赤ちゃんがいっぱい泣くことでその都度思いを周囲に伝えられているから
・物事に敏感なことによってよく泣き、感受性が強く、感覚が鋭いから
・泣くことでしっかり自己主張できているから

などが考えられますが、赤ちゃんがよく泣くことと、頭の良さには直接の関係はないようです。

よく泣く赤ちゃんはスピリチュアル的にどう?
スピリチュアルの世界では、赤ちゃんは「新たに肉体をもった魂」です。なにをするにもはじめてだらけの世界で、不安でしかたがありません。そのため、よく泣くと考えられています。

「大丈夫だよ」という気持ちと声がけを赤ちゃんに行うことで、不安な気持ちを和らげてあげましょう。

よく泣く赤ちゃんは将来どうなる?
よく泣く赤ちゃんは、感受性が高いといえます。感受性が高い人は、まわりの人の気持ちを汲み取ることが上手だったり、想像力が豊かだったり、身のまわりのもの、人を大切にします。そういった人になる可能性を秘めているかもしれません。

赤ちゃんが泣いた時はついつい焦ったり、怒ったり、面倒になったりもしてしまいますが、折り合いをつけ優しさをもって接していきましょう。

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