【プレミアム記事】なぜGAFAやソフトバンクは高成長ができるのか？

なぜ、GAFAが快進撃を続けられるのか？ソフトバンクGは何故、すさまじい利を出せたのか？今回は税金の観点から調べてみました。

一般に利益を残さず（分配しない）成長できる分野に利益を再投資していき、売上高の最大化、起業価値の向上を図るのは、いまや当たり前のこととなっています。しかしながらいくら何でもGAFAの税金、ソフトバンクGの納税額は少なすぎやしないかと以前より思って調べてみました。納税額が少ない理由が明確にわかれば、GAFAの優位性の源泉を知ることにもつながると考えたからです。

知っているということ＝情報に強い

ということであり、情報を持つということは投資上の優位性にもつながります。今回は、GAFAの節税スキーム、税金が高い国から税金が低い国へ利益を移転させることにより、節税を行い、利益を最大させている手口について調べて分かったことをお話させていただこうと思っています。

法令を順守をしつつ認められた範囲内にて税金対策を行うのは脱税ではありません。節税となります。後ほど節税と租税回避との違いも含め、具体例を示しつつ話を進めていかせていただければと思います。

まず、グローバル企業は、大概その課税所得を人為的に操作し、課税を逃れるための行動を行っています。これをBEPSといいます。耳慣れない用語ですので、これも併せて説明します。

（１）BEPSとは何か？