ボクが美容師を辞めて映像クリエイターになったとき
こんにちは。
映像クリエイターのLITです。
タイトルにもした様に今回は「ボクがなぜ美容師を辞めて映像クリエイターになったのか」のきっかけや経緯について少し話させて下さい。
以前にも書いていた様にボクは2018年まで美容師をやっていました。
サロン経営者としては今年で17年になります。
17年間サロン経営をやってきた中で、本当にいろんなことがありました。
その背景には時代の変化も著しくあったことは言うまでもありません。
沢山の素晴らしいサロン経営者さんがおられる中でボクは最大でも5店舗までで留まってしまい、今では小さなヘアサロンが1店舗あるだけになってしまいました。
でもこれがまた皮肉な事にこの17年間のサロン経営の中で、小さなサロン1店舗だけの経営になってからが今までで最も収益をあげているのです・・。
単にボクのサロン経営手腕が未熟だっただけなのですが 汗
その辺の話もまたいずれしていこうと思うのですが、そんなボクがどうやって映像クリエイターになったのかをお話していきたいと思います。
美容師さんなどの技術系サービス業をやっている、若しくはその経営者さんたち、そのお一人でも多くの方々にこの記事が役に立ったらいいなぁ・・
これも以前にも記事にしたのですが、キッカケは「将来の不安」からです。
この「将来の不安」は5店舗やっていた頃からずっと持ち続けて来ました。
美容師という職業はいつまでも現場に立てる職業ではないからです。
というと、「え?でもみんな髪はサロンで切るじゃん!」って言われるかもしれないのですが、ボクが言っている「いつまでも現場に立てない」という意味はいくつかありまして、先ず一つ目は
・60歳の美容師がサロンワークしているところなんて殆ど見たことがない
・60歳の美容師さんにカットしてもらいたいお客様はそんなにいない
・美容師はいつまでも同じ店では働かない
・「フリーランサー」や「委託美容師」という働き方が一般的になっていく
など、他にもまだありますが主な理由はこのくらいです。
つまり、美容師もサロン経営者も遅くとも60歳になるまでには、しっかり収入が確保することができる何かのセカンドキャリアが絶対に必要だと思っていたんですね。
上記はボク1人の力でどうにか解決しようとしても、不可抗力になる確率が高い。
ならば、ボク自身が変えることができる方法を考えないといけないと思ったんです。
実に単純に。
それから色々な事をやってきました。
で、最終的に辿り着いた道が映像クリエイターという仕事だったんです。
「映像制作会社」ではなく、「映像クリエイター」です。
つまり、「個人で」という事です。(個人と言っても、形態は法人での事業としています)。
ボクは17年間、弱小ながらも社員を抱えながらのサロン経営をやってきました。
しかし今、そしてこれからはフリーランサーとしても十分に活躍することができる時代です。(もちろん業種や規模感にもよるかとは思いますが)
それで、インディビジュアル(個人)でも十分に活躍(夢や経済面も含めて)することができそうな業種をいくつかピックアップしました。
あとはその中でどれに全総力を傾けるかを決めた、それがボクの場合は映像クリエイターという仕事でした。
今、映像制作の勉強や経験を積んでおいて、これから先5年くらいまでは困ることは無いと判断したから。
ここで大切なことは、先ず初めに「どこへいきたいか」を決めることです。
映像制作会社(社内組織)を作った方が上手くいく様なジャンルに挑戦するのか、それともクリエイター集団(個人の集まり)を作った方が上手くいくジャンルを目指すのか。
これは映像制作関係の事業だけに言えることではなく、どんなビジネスでも一番先に決めないといけないことだとボクは思っています。
①時代性
②これから向こう先5年の可能性
③自分の現状や得意・不得意など
をしっかり分析し、慎重に決める必要がありそうです。
例えばボクの場合だと、先ずは自分を「キーワード化」する事にしました。
20年以上の間、美容業界に携わってきたことから
「モノ創り」「コミュニケーション」「一人ブラック」www 「SNS」「広告」「デザイン」「タイポグラフィー」「写真」「動画」「見せる」「自分ブランディング」「技術」「感動」
など、多分50個くらいは自分を表すキーワードを挙げました。
その中で①と②を考えて結果、好き嫌いや得意不得意をプラスして(笑)映像クリエイターという道へ全総力を傾ける事を決めました。
ボクは元々、臆病者なのでこれくらい色々と考えてからでないと、一歩が踏み出せないと自覚していたんだと思います。
何をきっかけに自分を変えていくかに対して、受動的にその機会が訪れる日を待っているよりはその機会を自分で作った方が効率的な様な気がしています。
要は、「覚悟」を決めないと全総力を傾けにくいという自分を強引に動かすために、アレコレと理由を作るための作業が必要だったんだなぁと今はそう理解しています。
それがボクの場合は「自分をキーワード化してみる」だったんですね。
何より「覚悟を決める」って、超効率的なタスクっす。
そんな感じでセカンドキャリアを決めたので、そこにはもはや「モチベーション」なるものさえも存在していません。
なので、「モチベーションの上げ方」的な書籍等はこれまでも一切読んだことが無いんです。
覚悟さえ決まれば、決めたことを淡々と達成させるだけにフォーカスするだけの作業になるので、誰にでも目標達成ができる様になります。
トップ画の写真は、今のボクがメインで運用しているカメラです。
シネマカメラっていう種類のカメラなんですが、ほんの2年ほど前までは映像制作において全くのド素人だったボクが今ではこれくらいの機材を使ってクライアントワークをこなせる様になりました。
全て「決意」が与えてくれた恩恵です。
もちろんこれからもっとイケてるプロ映像クリエイターになっていきます。
長くなってしまいました・・・。
この記事が「今、何かを変えたい。でも・・・」って感じの方の少しでも背中を押すことができたら嬉しいです。
今日も最後まで読んで下さって、ありがとう。