エフェクター談義Vol.9(水谷)
こんばんは。水谷です。そろそろ夏がやってきましたね。夏の火曜日ってなんかめちゃくちゃ暑そうですね。私は今ペットボトル水の定期便を使用するか検討している途中です。とにかく水です。みなさんは飲料水の確保はどうしていますか?
安くて沢山確保できる裏技みたいなものがあったら教えてください。
さて、雑談を終えまして本題に入りましょう。
今回もアーティストのエフェクターを紹介するシリーズです。シリーズで言えば第4弾となります。
今回紹介するアーティストは「The Strokes」です。
はい、2000年以降にギターを始めた人の80%は通るといわれているバンドです。(水谷調べ)
昨年にリリースした6枚目のアルバム「The New Abnormal」は、グラミー賞の最優秀ロックアルバム部門を受賞しましたね。
受賞が決まった時の彼らの反応がツイッターで流れていましたが、笑顔でしっかり喜んでいて少し笑ってしまいました。もっとクールに、なんならすかしてるくらいなのかなって思っていたので。
とりあえず先行リリースとして発表された、従来のStrokesを思わせるリード曲を紹介しておきます。
ガチファンがSTROKESを知っているとすると、私はSTrくらいしか知らないので、バンドの紹介はここまでにしておきます。
ご存知の通りこのバンドには2人ギタリストがいます。Albert Hammond, Jr.とNick Valensiです。先ほどのアーティスト写真だと、左から2番目の黄色ジャケットを着てる人がAlbert Hammond, Jr.、中心で座っているのがNick Valensiです。
シリーズ初の2本立てで行こうと考えています。今記事で1人、次回記事でもう1人のエフェクターを紹介します。省エネです。
今回は、まずNick Valensiの使用エフェクターを紹介していきます。
ギター位置を低くしていて、よくホロウボディのギターを使用していますね。個人的にはこの人の方がリードパートをよく弾いている印象が強いです。
見ていきましょう。
1.Fulltone GT-500 Booster/Distortion
1つ目はFulltoneからの2in1のオーバードライブです。意外とFulltoneも紹介してませんでしたね。有名なメーカーの1つで、代表機としてはFull Drive2やOCDなどが挙げられます。
私は現在はFull Drive3を知人から拝借して使用していて、大活躍中のエフェクターの1つです。2in1のOD系は正義だと個人的には思っています。便利すぎる。
試奏シーンは2:30~
良い歪みですね。個人的にかなり好きです。聴く限りだと、ハイゲインかつ結構温かみがあって、中音付近が少し上がる特徴がある印象を受けました。
EQがあるのはかなり操作感において良いポイントだと思います。効きもしっかりしていますし、演奏中の微調整もできそうですね。
そして何より、真ん中のトグルスイッチが強いです。これはFull Drive3にも搭載されているのですが、用途を簡単に言うと、左のODを、ボリュームブースターとして使うか、ゲインブースターとして使うか選ぶためのスイッチですね。これがあるだけで、ソロ、バッキングどちらにも対応できるんです。2in1の利点を十分に生かした良ODではないでしょうか。
2.Electro-Harmonix XO Deluxe Memory Man
2つ目は、前回記事でも紹介したelectro harmonix、通称エレハモから、超絶名機のアナログディレイです。U2のThe EdgeやEric Johnsonなど、多くのプロが使用しており、楽器屋に行けば高確率で同シリーズが置いている超有名なエフェクターですね。
調べたところ、どうやらかなり古くからあるエフェクターで、ビンテージとして1970年代の機体も確認できました。ここまでとは思っていませんでした。長い間一線に立ってきたエフェクターとして、いつかは手にしたいですね。
試奏シーンは2:30~
超自然なアナログディレイですね。コーラス/ビブラートがついていることによって、エフェクトの幅も広くなっています。ディレイ機能を使用したフレーズを弾きたい方というよりは、ディレイ機能を駆使して独特の雰囲気を作りたい方に最適のエフェクターなのではないでしょうか。
操作感も悪くなく、直感的に操作ができるのもプラスですね。こういった名機が存在する限りは、アナログディレイ派とデジタルディレイ派の議論は終わらないだろうと個人的に感じました。
3.Visual Sound V2 Series V2DT Double Trouble Dual Overdrive
最後は、Visual SoundからのODとなります。メーカー、エフェクター共に初耳です。見た目もスイッチもあまり見たことない外装ですね。
調べたところによると、同メーカーの「JEKYLL & HYDE」というエフェクターがあるのですが、そのTS系のOD部分を2つ搭載しているエフェクターだそうです。ちょっと情報が少なすぎたので、まずは聴いてみましょう。
試奏シーンは0:35~
うん、確かにTS系の音色ですね。3つのノブはシンプルで使い勝手もよさそうですが、その下にある低音のブーストスイッチを使用するかどうかで、聞き味がガラッと変わりそうです。
2つ共エフェクトをONにした状態は結構がっつりな歪み方をしますね。あっくまでも印象ですけど、こういう時結構音が潰れちゃって、逆に音が抜けなくなるなんてこともありそうなので、歪みの量は少し気を遣う必要があるかもしれません。
どちらかというとソロ向きのエフェクターじゃないかなと個人的に思います。音抜けなどは動画だとわかりづらい部分もあるので、これから弾く機会があれば試してみたいエフェクターですね。楽器屋で見たことないですけど。
あとがき
いかがだったでしょうか。やっぱり彼らはシンプルに歪みでかっこいい曲が多いので、使用しているエフェクターもOD系のものが多かったです。たまに飛び道具を使ったり、シンセライクな音も聞くので次回はその部分も少し注目して紹介していこうと考えています。
今日は私用で10km近く歩いて、かつ鼻炎がバーニングしている瀕死状態で書いているので、誤字などがあるかもしれません。多めにみてやってください。
次回は、もう1人のギター、Albert Hammond, Jr.のエフェクター紹介をします。Equipboardだとこの人の方が面白そうなエフェクターが多かったので、しっかりと吟味して紹介したいと思います。
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
水谷