Let's Groovin'!! オカソウのターン!Vol.5(岡村)
ご機嫌よう。毎週更新を始めてから以前に増して1週間の早さを感じているオカムラです。
気づけば5月も半ばに差し掛かりましたね。
我々も例に漏れず緊急事態宣言に伴い、ここのところライブが立て続けに中止・延期になっております…
そしてそんな最近はというと、将来的にバンドでセルフでできればということでライブがポシャった穴を活用してミキシングとマスタリングの研究をしております。
そんな中logicユーザーの僕が情報収集と勉強の面で一番お世話になっているのがしーたけびーつさん。
DTMerの間では結構有名な方だと思うんですけど、このチャンネルヤバいです。DTM界のユニセフです。ヒェイヒェイって感じです🍄
初心者の僕はこれらの動画を殆ど真似ただけですが、めでたくミックスの世界に足を一歩踏み入れることができた気がします。
logicユーザーなら宅録に興味ない方やmidi音源を全然使わないバンドマンの方でも、知ってたら便利なギミックやテクニックをかなり紹介されているので一見の価値アリだと思います。
というわけでこの方の紹介で1週分費やしたいぐらいですが、コーナーの趣旨が変わってしまうのでそろそろ本題入ります。笑
それではこちら、昨年リリースした我々の2ndEP「Scenes like this」より
・Ride on/Filmland
丁度このEPのレコーディングあたりから、前述したようなミックス・マスタリングの工程での音作りを強く意識するようになりましたね。
(新曲リリースまでの間、前作の紹介も一通りしてやろうという魂胆も兼ねてます)
実はこのEPから宅録を始めており、ベースは2曲、ギターに関しては全曲宅録なんです。
スタジオ録りに負けじと試行錯誤をし始めた頃で、今ならもっと良くできるなぁとも思います。
ミックス・マスタリングはレコーディングエンジニアさんに依頼したのですが、特にベースに関しては、このレコーディングから現場でのミックス時の後がけコンプレッサーにかなり神経を使い出した気がします。
確かこの時期よく聴いていた曲が
・Days/No Vacation(アルバム"Phasing"より)
・Pain/The War on Drugs(アルバム"A Deeper Understanding"より)
この辺りを参考にしていて、ピック弾きを導入しつつも暖かい厚みある音を目指してた気がします。
(確かトーンを絞ってネックの付け根あたりで手首を回しながら撫でるように弾きました)
録り音の段階では恐らくミックス後さらに良くなるだろうなという仕上がりだったのですが、ところがどっこいラフミックス後に返ってきた音源はペコペコのザ・コンプサウンドになってたわけですね。笑
その後かなり口うるさくエンジニアさんに注文を出し、今の形になりました。途中かなり殺伐とした空気になったことは鮮明に覚えています…苦笑
レコーディングエンジニアさんはそれを生業にしているプロなわけで、間違いなく凄腕の巧みな方々なんですが、まあ僕たちみたいな無名のバンドの拘りや表現したいことを100%再現してもらうのは中々難しいですよね。
専属のエンジニアさんならまだしも、初対面のバンドの初見の楽曲の意向を汲み取ってくれというのは無茶な話だと思います。笑
我々Filmlandに限らず、アマ・インディーズバンドならこういった一悶着はあるあるだと思うんですが、こういう時に大事なのが軸からブレないセルフプロデュース力と、携わって頂くクリエイターさんとの共通言語を持ち合わせておくことだと思うんですよね。
まあミックス・マスタリングに関して言えば、いつか完全セルフでできるようになりたいですが、まずはこういう壁に直面した際に迅速に対応できる判断力と円滑なコミュニケーション力を養うために理解度を深めていこうというところですね。
音楽業界もここ何年かのプラットホームのインターネット化に伴って無所属アーティストでもかなりフレキシブルに動ける時代になりましたが、その分今まで以上に広範囲の分野でのマルチな能力が必要になってきてますよね。
側から見ればできて当然のことでも骨が折れますし、全部をこなせるバンドには見習うところが沢山あるので今後も邁進していきます。
はい……というわけで結局今回は楽曲紹介に重心を置けませんでした。笑
今週はどうしてもこういうことが書きたい気分だったのでご容赦下さい…
今後ミックスやマスタリングを勉強していく中で、自分なりの発見や役立ちそうなことがあればいつか紹介したりなんかもできたらなと思います。
再来週からは引き続き、新曲リリースまでの間「Scenes like this」に焦点を当ててお話していきますのでご興味ある方は是非。
サタデーナイトにまたアオウ‼︎