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Let's Groovin‼︎ オカソウのターン!Vol.16(岡村)

ご機嫌よう。いよいよ地上波がオリンピック一色になってきましたね。
相変わらず僕は引きこもってますが恥ずかしながらオリンピックはほとんど追えていない現状です、、、


内輪の話で恐れ多いんですがFilmlandには最高のマイメンであり影の功労者、ギター・シンセ担当のこーへー(愛称:こーちゃん/Ko-hate)という男がいまして、この男かなりのスポーツオタクなんですね。
(彼の記事「エフェクター談義」では最近スポーツについてもちらほら語られているので気になる方は是非)


僕はこの一週間をリビングにてメンバーが設置してくれた音響環境に恩恵を受ける形でミックス・マスタリング強化週間として過ごしていたのですが、ここで問題が一つ。

我が家は複数人での生活に対しテレビはリビングに置いてある1台のみなのです。

そうなるとリビングにて爆音で作業を進める僕、リアルタイムで消音のオリンピック放送にかぶりつくこーへーとその他メンバーというカオスな空間が生まれるわけで、その様はまるで昭和の家族団欒といった具合なわけです。
もはや2020ではなく1964ですね。
小競り合いなんかもあったりします。

という調子で変わらずわちゃわちゃした日々を送っていますが、なんと今週そんなこーへー氏作曲の新曲が解禁されました!!

Waves

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Filmlandは今まで作詞作曲の大部分をVo./Gt.のたつやが手掛けており、こーへー完全作曲、且つあつき作詞の楽曲がリリースされるのは初めてなので、今週からはFilmlandに新たな風を吹き込ませる「Waves」についてささやかながら僕からも少しお話させて頂きます。

(すみませんが週またぎで解説途中だったOKAMOTO'Sについてはまた数週間後に再開致します、、必ずや完走するので追って下さってた方はしばしお待ちを、、!)


はい、それではこちら「Waves」という楽曲について。

僕は直接作曲には関わっておりませんが普段通りベースラインアレンジ・打ち合わせに携わっております。

ちなみにこちらのティザーの動画撮影・編集は僕が担当したので良ければ楽曲と併せてチェックしてみて下さい✌︎

僕からこの「Waves」という楽曲のアレンジを解説する上で、まず僕たちFilmlandの音楽性の部分に触れる必要があるのですが、元来僕たちはメンバーそれぞれのルーツが異なる集団なんですね。
そして現在では自ずと洋インディーアーティストのサウンドからの影響が前面に出るようになってきたのですが、その中でも"UK感/US感"のバランス感覚が肝だったりするんです。

ストリーミングの普及によって瞬時に音楽が国境を越えて発信・シェアされるようになった現在では音楽性もボーダレスなものになってきていますが、やはり僕たちの場合作曲に関してはルーツ的なUK・USの匂いみたいなものを大事にしておりまして、「どっちもかっこいいでしょ!!」という欲張りセットなメンタリティーでここまで紡いできているわけです。

そして今回の「Waves」、こちらはUSインディーの色が強いスローテンポなアレンジになっておりまして、これも一つ新たな試みだと言えますね。

ベースに関してはとにかく無駄な音を削ぎ落とし素朴さと唸りを出すことを意識した支えに徹する白玉フレーズがメインになっております。
こういったアレンジに挑戦すること自体初めてだったのですが、そもそも弾きはじめが楽曲開始2分過ぎというのも自分史上初です。笑


そしてBメロ4分のフレーズ以降なのですが、今週一のポイント、この展開のベースラインで参考にしたアーティストがこちら。


Bombay Bicycle Club

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分かる方からすればこの流れでこのアーティストを出すのは「はっ?」て感じだと思います。そうです、このボンベイ・バイシクル・クラブ、おもっきりイギリス発のバンドなんですね。笑

というのも元々僕自身がどちらかというとUKライクなフレーズ感が強いタイプでして、さらにコンセプト全振りのデモを聴いた時にどうしても別方向からの隠し味を足したくなる悪癖があるんですね…笑

そういった経緯でBメロ以降、ダイナミクスをつけていく展開でピッキングタッチやフレーズ感で意識したのがBombay Bicycle Clubのベーシスト「エド・ナッシュ」のプレイングなんです。

It's Alright Now(So Long, See You Tomorrow収録)

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Eat,Sleep,Wake(Everything Else Has Gone Wrong収録)

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ピック弾きではこのあたりの楽曲が顕著なんですが、彼のベースラインはメロディー感といなたさ、重厚感のバランスが絶妙なんですね。
「It's Alright Now」などはフレーズの音並びがキャッチーで、かつリズムに関しても無駄な詰め方が全くなくシンプルイズベストといった感じです。
実際「Waves」のサビ前ではフィルでそういった音価やリズムニュアンスを取り入れております。

またBombay自体UKのバンドではありますが、それこそワールドミュージックやアートロックともクロスオーバーしているようなボーダレスなバンドなので親和性が高かったのかなとも思います。
一挙にあげることは難しいですが、音並びや音像、和声やコード感などの配合は彼ら独自のジャンルとして確立されているといっても過言ではないので、まずは是非この機会に聴いてみてください。

そして僕たちの新曲「Waves」も是非聴いて頂いて、何か感じ取って頂けると幸いです。


それでは次回も引き続き「Waves」について!お楽しみに!

サタデーナイトにまたアオウ‼︎

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