
エフェクター談義Vol.23(水谷)
こんばんは、水谷です。最近寒暖差が強く、鼻のコンディションが最悪です。花粉症持ちで秋花粉もしっかり反応するクチなので、どうにかしないとな...と憂鬱になっている今日この頃です。
まあ耳鼻科行けば一発治癒なんですけどね。
前回、今更ながらビートボックス聴き始めたよっていう前置きの記事を書きました。
まだその熱、続いています。
最近はCODFISHというビートボクサーを聴いています。
遅くない?とツッコミを入れた方にはしゃもじでビンタします。
前記事で書いたD-LOWより有名な人ですね。私はミーハー族なのでGBB(ビートボックスの世界大会)の歴代チャンピオンを探っていたところ彼に行き当たりました。
彼はオーストラリア出身のビートボクサーで、2018年のGBBにて決勝でD-LOWを破り優勝を果たしています。そうです、チャンピオンなんです。
他にも、Youtubeの登録者数は200万人を超え、Green Dayの“Boulevard of Broken Dreams”をビートボックスカバーした動画は2700万回再生を超えています。控えめに言ってレジェンドです。
ただ、私が彼を最初に知ったのは2019年のGBBの動画でした。
これの12:30~の曲でやられました。「クソかっこいいなこれ」と思っていると、観客がシンガロングしているのに気付き驚きました。これもしかして有名曲のカバーしてるのかな?と思い、無い英語力をフル活用してコメント欄から頑張って調べました。
どうやら“Firebender”という曲で、界隈では死ぬほど有名な彼のオリジナル曲だそうです。Youtubeでは900万回再生を叩き出しています。
シンプルに曲がかっこいいんですよね。普通に頭振れます。ハーフビートにするタイミングとか、メインフレーズの入れどころとか、展開とノせ方がすごい好きです。そりゃ生で聴いたら歓声湧くわなって思いました。
後、素人目ですがスネアとバスの質感やばくないですか?誰か裏で叩いているのを疑っちゃうくらい生っぽいんですよね。曲自体の良さも含め思わず笑っちゃうレベルです。今と比べるとシンプルなビートボックスかとは思うのですが、それがキラーチューンになるってかっこいいなあ...と。
水谷調べだと、どうやら今年のGBBには出ないようです。悲しい。
ビートボックス界隈で悲しいといえば...
もう一つ悲しい出来事があります。これも前記事で紹介したのですが、GBBへの出場が決定していた日本のビートボクサーSHOW-GOがGBB辞退を表明しました。
GBB2021 出場辞退の報告 pic.twitter.com/Y9NEm1atxV
— SHOW - GO (@SHOWGO_beatbox) September 9, 2021
理由は誰も責められない仕方のないものでした。ファッキューコロナ。
GBB自体も開催されるかまだわからないと思うので、厄介な世の中だなとひしひしと感じます。
さて、本題に入りましょう。前記事ではStrymon/Iridiumを紹介しました。記事を見てもらったらわかりますが、私は「購入直前まできている」と言っていましたよね。
そうです。
じゃーん
買っちゃいました笑
完全に勢いで購入しましたね。衝動買いに半分足を突っ込んでます。ワタナベ楽器 大阪店さんからオンラインでの購入です。問い合わせに対しても丁寧に答えていただき、また購入後のメールのやりとりも素早く、一切のしがらみなく手元に届きました。ワタナベ楽器さん、ありがとうございます。
初のStrymonです。貫録がありますね。これで私もようやくStrymon教の一員となれました。
まだ軽くしか使用していないのですが、今回は弾いてみてわかったStrymon/Iridiumの魅力について少しばかり書いていきます。
書こう書こうと思って延びてしまっている我々の楽曲「Full Swing」についてもいつか必ずやるので、おさらいがてら一聴しておいてください。初めてこの記事を見たという方は是非ご一聴お願いします。
我々FilmlandのDigital Single “Full Swing”です。よろしくお願いします。
さて、Iridiumについてです。先述した通り、まだ使っている時間が浅いので、試行錯誤を繰り返している段階です。
今のところ届いてからは、宅録の際のアンプシミュレーターの役割としてしか使っていません。
しかし、宅録の時点で既に溢れんばかりの魅力を感じました。今回はその魅力を少しだけ取り上げます。
パライコの効きが良い
それぞれのアンプのクオリティが良いのは言わずもがな、パライコの性能がすさまじく良いです。パライコというのは画像でいうBass/Middle/Trebleの3つのツマミですね。
半目盛り動かしただけで結構変わるので、かなり繊細な音作りができる代物ですね。私はスタジオではツインリバーブをメインに使っていますが、同じセッティングにすればほとんど同じ音になります。これは使ってみないとわからない点なので、驚きの1つでした。
欲を言えば、Presenceがあれば100点超えて135点でした。
ルームが独特かつ神
はい、前記事でも話していたROOMツマミですね。これに関しては評判通りでした。素晴らしかったです。ルームはいわゆる「部屋鳴り感」を操作するツマミですが、これによって宅録のベタベタ感が軽減できます。というか軽減できてました。真空管の暖かみも増し、思わず上げ気味で設定したくなるツマミでした。
ひねりすぎるとルームリバーブがかかっているようになってしまうので過度な上げすぎは禁物ですが、私は今は音色の原型をとどめるギリギリまで上げています。位置でいうと2~3.5時くらいです。
人によって好みがあると思うので、これから手にする方は大切にしてほしいツマミの1つですね。
歪みが思ったより幅広い
最後にDRIVE、いわゆる歪み量を調整するツマミですね。個人的にはそんなに歪まないのかなと思っていたのですが、これがまたがっつり歪む。
マーシャルアンプにしてフルテンで歪ませるとしっかりマーシャルアン直の音を再現できます。別にそこまでしなくてもいいじゃん?ってくらいのその再現度にただただ驚きました。
私はクリーンよりでいつも音を作っているのであまり関係ないですが、いつかこいつをマックスまで上げる時があると信じて密かに楽しみにしています。
これくらいになりますかね。やっぱり目の前のツマミの変化への驚きが多かったです。
その他、これは私が無知だけだったのもありますが、ピンのプラグを繋げることができる=ヘッドフォンアンプとしても使用できることや別売りのエクスプレッションペダルを繋げることで足でツマミをコントロールできるなど新発見があり、是非これから試していきたい要素が沢山ありました。
サンキューStrymonフォーエバーStrymon
あとがき
いかがだったでしょうか。今回は購入して間もないStrymon/Iridiumの月並みレビューをしてみました。
このエフェクター、ズバリ、おすすめです。
シミュレートされている3つのアンプを使用している人ならどのギターでも合うことでしょう。だって完全にそれぞれのアンプの音ですもん。そのハイクオリティさにはしてやられました。
さすがに宅録特有のベタベタ感を100%取ることはできませんでしたが、それでもお釣りが返ってくるくらいには高性能です。
後悔はないはずです。是非皆さんも一度試してみて下さい。
来週こそは「Full Swingについて書きたい...
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。
水谷