今日も1.87本公開。
毎年、この時期恒例のお楽しみ(私だけかな?)の年間興行収入の発表が日本映画製作者連盟から行われた。
2024年1月1日から12月31日に公開された劇場映画について数字や数値で発表される機会。
私的(フィルム・コミッション的)には、邦画の興行収入が気になる所で、ナント!1,558億円!と、これまで1,486億円だった2016年(「君の名は」「シン・ゴジラ」など)の記録を約5%上回る新記録となる。
洋画邦画を合計した総興行収入額が2069億8300万円(前年比93.5%、144億円減)だったから、邦画75.3%:洋画24.7%と言う割合。
洋画の落ち込みがヒドい。
ちなみに10億円以上がヒット作として記録に残るのだけど、洋画で10億円以上のヒット作は10本(公開数505本)。それに対して邦画は31本(685本)と3倍以上の開き!
とは言いつつ、10億円以上の興行収入を記録した31本のうちアニメ作品は14本(トップ10のうち6本)。いかにアニメ作品が強いかが分かる。
その第一位は「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ):158.0億円」。
第二位は「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦:116.4億円」と、R4年から3年連続で100億円超の作品が複数本入る。
ほんと、これは事件で100億円の興行収入と言ったら1,000万人以上の動員数で日本の人口の12人に1人は鑑賞している計算。
と、驚く一方で、劇場公開作品の2069億円言う市場規模はと言うと、高齢者食品や寝具と同等の規模。実はとても小さい。
これまでは劇場公開作品の市場にレンタルやセル市場が加わり1兆円産業と言われていたけど、その部分が配信に食われてしまった映画産業。
でも、1年間に公開された本数は685本と毎日1.87本が公開されている。
これはどうなのか?