見出し画像

2023年度写真展「あなたの大切な人へ」

はじめに

こんにちは!大阪教育大学 FILMです。
2023年8月9~11日の3日間、東北取材に行ってきました。
今年度は現地での取材に加え、10月と11月にZoomでの取材も行いました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

東日本大震災から今年で13年が経ちます。
取材を通して、再び震災が発生した時に、救える命を少しでも多く助けられるよう、活動していきたいという思いが強くなりました。

今年度の写真展のテーマは「あなたの大切な人へ」です。
取材の中で印象に残った「大切な人のために、何ができるのかを考えながら毎日を過ごしてください。」という言葉をもとにテーマを決めました。
この写真展が、東日本大震災についてもう一度考え、大切な人を守るため、悲しませないために、防災意識を高めるきっかけになればと思います。

あなたの大切な人を思い浮かべながらご覧ください。



気仙沼の海に向かって祈りを捧げるように私の目に映った。
震災の記憶を風化させない、次世代に語り継ぐ必要がある。
ここに来れば、当時を思い出させる、そんな場所でした。


気仙沼市復興記念公園 祈りの帆
帆の形をしたモニュメントです。
内部からみえた気仙沼湾はすごく穏やかでした。
気仙沼が海とともに生きていることを実感しました。


気仙沼市復興祈念公園にある「ごめんね」という彫刻です。母を失った現実から目を背ける左側と、今を生きる少女の横顔を見て、震災被災者の想いを伝えていきたいと強く思いました。


気仙沼向洋高校 旧校舎。
校舎を襲った大津波の爪跡が今もそのままの形で残されている。
自然の猛威に対する無力さと恐ろしさを肌で感じた。
残された震災の記憶と教訓を、未来の命を守るために伝え続けなければならない。


東日本大地震遺構・伝承館(気仙沼向洋高校旧校舎)にて。
津波によって流されてきた車が、校舎の間に今も残されています。
自分の学舎に置き換えて想像すると、
「普通にある生活」を一瞬で奪っていく津波の恐ろしさを
より強く感じました。


高田松原津波復興祈念公園近くで撮影しました。
東北の魅力の源であり、多くの人から大切なものを奪い去った海。
正しく恐れ、共存していかなければならないと感じました。


東日本大震災津波伝承館いわてTSUNAMIメモリアルの堤防から見える、松原を撮影しました。
昨年の東北取材から1年越しに訪れた松原は一本一本が力強く成長していて、時間の流れと松の生命力、陸前高田の方々の努力を実感しました。


民泊でお世話になったご家庭で撮影しました。
遠くから願うだけではなく〝伝える″ことの大切さを感じます。


高田松原を襲った震災による津波から唯一生き延びた、奇跡の一本松。
震災からの復興への希望の象徴となっています。


昨年度の東北取材で訪れた場所から、今年もこの景色を見ることができました。これからも、この穏やかな景色が見続けることができればいいなと思います。


場所は東日本大震災津波伝承館。
取材旅中での休憩時間、海の風を浴びながらおやつタイムです。





最後までご覧いただきありがとうございます!


いいなと思ったら応援しよう!