アメリカ人の物語4　建国の父　ジョージ・ワシントン(上)　連載32号

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司法府の構成

立法府と行政府に関する議論に加えて司法府の構成についても議論されている。しかし、他の二府に関する議論に比べれば白熱していない。それは司法府が人民から最も隔たっているがゆえにあまり重要な存在ではないと考えられたからだ。司法府に関する議論は六月四日に始まった。最高裁判所と下級裁判所で司法府を構成することはすぐに決まった。実質的な議論は翌日に持ち越された。

六月五日、ヴァージニア案では連邦議会が判事を任命すると規定されている。口火を切ったのはウィルソンである。