エルバート・クロスリンの証言
収録日:1938年
収録地:テキサス州
収録者:ウッディ・ピップス
話し手:エルバート・クロスリン(収録当時53歳?)
[訳注:クロスリン本人は1885年6月21日生まれと言っている。その一方で収録者が付した証言の概要にはクロスリンの年齢は51歳となっている。いずれにしろ、時代が合致しないので誤記だと考えられる]
「私は人生の中でカウボーイ以外のことならたいてい何でもやった。私は貨物列車に乗って[テキサスから]ニュー・メキシコに向かった。その頃、ニュー・メキシコは荒々しい場所だった。私はビリー・ザ・キッドとそこで出会った。私がロデオを始めて以来、会ったカーボーイの中でビリー・ザ・キッドは一番、馬に乗るのがうまかった。私は払い下げ地に住んで雑貨店を営んでいて密造酒を売っていた。安酒の商いよりも馬の走らせ方や牛の世話について私はいろいろ話せるが、あなたはそのようなことを望んでいないだろう」
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