ロビン・フッドと焼物師①

第一篇

夏になると葉は萌え出でてあらゆる枝に花が咲く。鳥たちは嬉しそうにさえずり、森の中は楽しげだ。

さあさあおききなされ、善良な自由民よ、やんごとなき方も上品な方も善良な方も。これまで生まれた者の中で最善の者の話を。彼の名前はロビン・フッド。

ロビン・フッドは礼節正しく育ちの良い自由民の名前である。聖母マリアさまのためにロビンはすべての女性を尊重していた。

ところである日のこと、愉快な仲間たちの中に善良な自由民は立っていた。ロビンは高慢な焼物師が開けた土地を急いでやって来るのに気づいた。

「高慢な焼物師が向こうから来るぞ」とロビンは言った。「奴はよくここを通るが、1ペニーも通行料を払わずに通っているので無礼な男だ」

「俺はウェントブリッジのたもとで奴と会った」とリトル・ジョンは言った。「奴に悪運が降りかからんことを。奴は俺を3回も殴りやがった。そのせいで俺の脇腹はまだ裂けている」

「俺は40シリングを賭けてやる」とリトル・ジョンは言った。「それを即日払う。俺たちの中に奴につけを払わせられる者はいないだろうよ」

「ここに40シリングある」とロビンは言った。「もしおまえが賭けをするなら私は高慢な焼物師につけを払わせてやろう」

彼らはお金をそこに置いた。彼らはそれを受け取るべき善良な自由民に与えるために取っておいた。ロビンは焼物師の前に飛び出した。そして焼物師にじっと立っているように命じた。