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アーサー・コナン・ドイル北極日記5月21日

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5月21日金曜日

スピッツベルゲン島は約50マイル[80km]北西にまだ見えている。完全に凪いでいたが、空はとても暗く、大きなうねりが続いていたことから風向きが変わりそうだと我々は考えた。ウィンワード号は南に行った。そして夜、我々はエクリプス号が遠くからやって来るのを見つけた。1ヶ月間、我々はウィンワード号を見ていなかったので、ウィンワード号が成し遂げたことを知りたかった。船長はウィンワード号に乗り込んで、ウィンワード号はアイスランドまで下っていて32頭のトックリクジラを何とか捕えて大漁だったという報せとともに3時間後に戻ってきた。トックリクジラは1頭当たり平均1トンもあり、デイビッド船長は我々と同じくらい多くのアザラシの幼獣と成獣を捕獲していた。彼は我々を何とか突き放そうとして90トンは捕獲したようだ。この風はすべての氷を密集させ、たいていクジラがいる湾を駄目にすることによって我々にひどい害を与えた。しかしながら、我々は意気軒昂でなければならず、最善を尽くすしかない。

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