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アーサー・コナン・ドイル北極日記5月23日

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5月23日日曜日

また干しブドウ入りプディングの日だ。晴れてうねりが完全になくなった。 西に向かって航行するとまた密集した氷が出てきた。船長と私は、ジーン・インジェロー[訳注1]の『スパローズ・ビルド』[訳注2]の最低のパロディーを作った。

ツバメが巣作りをして葉が「バーギーたち[訳注3]」がグリーンランドに巣作りして我が魂が呻き切望する。我は遥か遥か北でアザラシがいるのを知る。されど「わが釣り糸を巻き取る」べき時だ。「ズキンアザラシ」がいるところまで遥か南に下ろう。されど1匹の悪魔が我の近くにいる。「イッカク」が角を高く上げて海から飛び上がって遊んでいる。されどああ、クジラよ、ホッキョククジラよ。我らはクジラをすべて愛す。グリーンランドの「窮屈な場所」に「湾」なんぞない。クジラが12フィート[3.6m]も潮を吹く余地があろうか。汝は船に足を踏み入れ、くすんで冷たく寂しい岸に向けて旅に出た。アザラシがすべて毛皮になってしまえば汝は悲しいだろう。アザラシはラブラドルからやって来たのに。「メグ[訳注4]」はやって来たが驚いて逃げた。20マイル[32km]も。我らは「フラッピーたち[訳注5]」がいる場所をどのように伝えようか。大きな湾[氷]のせいで東側がだめになっているのに。我々は5月には帰れない。1日に4,000頭の「幼獣」を捕獲しなければ。200トンの獲物とともに帰る。我らはアザラシだけでは満足できぬ。我らにあらゆる労苦があろうともクジラの骨が儲かる限り「ズキンアザラシ」が油を出す限り弱音を吐かぬ。

訳注

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