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翻訳『恋するオルランド』3巻第7歌

※『恋するオルランド』の中でマンドリカルドが登場する部分を抜粋してイタリア語原文から翻訳。

あらすじ

 ブラディマルテがマンドリカルド、グラダッソ、ルッジェーロと遭遇して笑いの川の探索について語る。魔法のせいで人数が奇数で限られるので籤でマンドリカルドが外れて去る。残った3人の騎士は、笑いの川でナイアスの虜になっているオルランドの救出に向かう。途中でグラダッソとルッジェーロもナイアスの虜になる。ブラディマルテは、恋人のフィオルデリサから受け取った魔法を打ち消す花冠の力を使ってオルランド、グラダッソ、ルッジェーロを正気に戻らせる。4人が無事に地上に戻ったところへ小人がやって来て助けを求める。ドゥーリンダナをめぐってオルランドとグラダッソの間で争いが起きるが、小人とルッジェーロによって引き分けられる。ルッジェーロとグラダッソは小人の後に続いて新たな探索に出発し、オルランドとブラディマルテはパリへ向かう。

1節~6節

 富よりも力よりも愉楽よりも栄誉よりも良き友情と誠実な仲間は価値がある。互いに友情を抱く者にとって善は大きくなり悪は小さくなる。なぜなら彼らは心情を明かせるからだ。それに不安を抱く機会が多かろうと少なかろうと、自分自身に話すかのように相手と話し合えるからだ[III-7-1]。

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