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『カタイのアンジェリカ』第3幕

[中略:第3幕は、ドゥーリンダナを持ったゼルビンとイザベラが登場する場面から始まる。ゼルビンはドゥーリンダナを木の枝に吊るす]

マンドリカルドとドラリーチェが登場する。

マンドリカルド:野原を駆け回る馬を私は止められなかった。馬が泡と血を吐きながら手綱もなく岩がちの山を狂ったように走っていたからだ。どうにか馬を抑えられたが、オルランドの姿はもはやなかった。

ドラリーチェ:その日に起きたことであなたを責められる人は誰もいません。

ゼルビン:私はオルランドと落ち合おうと待っていたが無駄だった。さてあちらにいるのはいったい誰だ。ムーア人がこの剣を盗みに来たのか。あれは強靭なマンドリカルドだ。

マンドリカルド:通ってもよいか、キリスト教徒よ。もしおまえが答えなくても私はそうするつもりだが。

ゼルビン:自由に通るがよい。道はあらゆる者に開かれている。

マンドリカルド:この枝に吊るされている剣はなんと美しいのだ。ああ、なんともすばらしい剣だ。私にふさわしい剣である。

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