見出し画像

「マンドリカルドからロドモンテへの手紙」本文

おまえがわが愛する女を悩ませているのは、いと驕慢な魂のためか、至高の愛のためか、それとも何かそのほかのためか。

もはやおまえが切られた頭を復活させられる獣のようでなければ、強きアルケイデス[ヘラクレスの別称]にとって残念なことになるだろう。

たとえおまえがそのような者であっても(私はそのようなことは知るまいが)、私がアルケイデスであり、腕の中に私のイオレ[ヘラクレスに捕らえられて愛された王女]がいれば、無敵となって勝利するだろう。

ストラルディラーノ王が美しい娘を私に与えて一緒に踊らせれば、おまえは騒音に苦しむことになるだろう。

ここから先は

3,628字
この記事のみ ¥ 100
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

サポートありがとうございます!サポートはさらなる内容の充実によって読者に100パーセント還元されます。