『騎士道の鑑』1巻第52歌
あらすじ
タタールの王アグリカーネはアンジェリカが身を寄せたアルブラカの包囲を続けている。攻め手の一角であるマルフィーザはサクリパンテと戦う。フロンティーノを駆るサクリパンテはフロンティーノ[スペイン語表記ではFrontalate、オルランドの愛馬だがブルネッロによって盗み出されサクリパンテに引き渡された]のおかげで有利に戦いを進める。そこへ使者がやって来て、サクリパンテの兄弟オリバンドロがマンドリカルドによって討ち取られたことを告げる。それはサクリパンテがアンジェリカに加勢したことに対する意趣返しであった。マルフィーザは戦いを中断したいというサクリパンテの申し出を受け入れる。サクリパンテは国元に帰ろうとするが、マルフィーザがアンジェリカを殺そうとしていることを悟って戦いを再開する。
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