フロンティアの戦士―第12章 ブレイザー・ミルの戦い
※ジョージ・コー『フロンティアの戦士』に関する詳細は『ビリー・ザ・キッド史料アンソロジー』についてでまとめています。
もちろん我々はバックショートロバーツが我々の行き先にいて、我々の不意を突いて最初の一撃でできる限り我々を殺そうと待ち構えているとは思わなかった。我々はタラローサ付近をさまよって、朝11時頃、ブレイザー・ミルに到着した。フランク・コー、ディック・ブルーワー、そして、私はブレイザー医師と知り合いであった。彼は宿屋を経営していた。
彼は我々を温かく迎えて「やあ食事はどうかな。君たちのために食事を準備して、馬にも餌を与えるよ」と挨拶した。
彼は、ロバーツが近くにいるし、兵士たちが追跡中なので道中は警戒したほうがよいと付け加えた。
その時、ディック・ブルーワーが隊長だった。彼は「ああ、それが問題なら我々は十分に備えをしている」と言った。
食事の準備ができたと言われ、ディックは、他のものが食事をしている間、何人かが歩哨煮立つべきだと言った。
奮起して先頭に立ちたくなった私は「ディック、2人の[歩哨の]うちの1人になりたい」と言った。
ジョン・ミドルトンは「では俺がもう1人になろう」と言った。
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