アーサー・コナン・ドイル北極日記3月29日

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3月29日月曜日

我々の時がようやく来た。猛烈な雪が降りしきる日だった。特別なことは何もなかった。航海士の船員室で楽しい夜を過ごした。歌が満ち溢れた。「ジャックズ・ヤーン」、「ザ・マーメイド[訳注1]」そして「スチーム・アーム[訳注2]」。すごく楽しい。ところで今日、航海士のコリンが私をとても褒めた。彼は「アザラシ猟が始まったら私は全員をしっかり働かせなければならなくなる。船医として君に何も不安を感じていない。船に乗っている誰とでも一緒に仕事を君に任せられる。私は君に満足している。最初に私が君を見てから君のやり方が気に入っている。私は手を汚さない[訳注3]紳士は嫌いだがね」と言った。これは無口なコリンからすれば最高の賛辞だった。

訳注