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第47章 私の生い立ち

 私は1799年に生まれた。わが父は、私にギロチンを受け継がせたくないと最初は考えていた。わが祖母と母は私に職務を受け継がせることに強く反対していた。わが祖父だけが異なる意見を持っていた。私は祖父を心から赦したわけではなく、私がギロチンを受け継ぐことになったのは祖父のせいであると言っておきたい。

 処刑人という職業につきものの波乱の生涯を送った老人は、処刑人は王と同じく簡単に退職できるものではないという信念の下で働いてきた。彼は周りにあるあらゆるものが凋落する中、ずっとその職にとどまっていた。彼のギロチンの刃の下、王家、才能ある者、弁が立つ者、美徳、愛国心など人間のあらゆる諸力が過ぎ去っていった。暗鬱な気質が老人の心を占めるようになっていた。

 私の記憶をたどると、彼は庭いじりがとても好きであったことを私は覚えている。毎朝、彼は綺麗に砂を撒いた庭を散歩して花に水をやり、楽しみをもたらす仕事に没頭していた。三角帽をかぶって半ズボンを履き、薄刃の剣を佩いた祖父の姿を今でも目にしているかのように思える。彼は自分で育てた花の前で立ち止まると、優しげな眼差しでそれを見ていた。ある日、彼が鮮やかな赤のチューリップの前で叫んでいたのを私は覚えている。

「なんと鮮やかな赤だ。この花を見る者がいたらきっと私が花に血をやっているに違いないと言うだろう」

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