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ハンティントン伯ロバートの凋落―第一五幕

 【緑色の服を着て弓矢を持ったジョン王子が独りで登場】

 ジョン王子:ウェイクフィールドのピンダーが歌っているような調子で私は今歌えそうな気分だ。大天使ミカエルの祭日が来たら私の契約も終わりだ。主人は私に給金をくれる。ロビンよ、それから私はケンドル産の緑色の服を着てあなたたとともに緑林に向かおう[“The jolly Pinder of Wakefield, with Robin Hood, Scarlet and John”という古いバラッドの一節に手を加えて引用している]。今はジョンという名前を使えない。リトル・ジョンがすでにグリーンリーフという名前を使ったことがあったかな[「ロビン・フッドの武勲」第3節参照]。いや確かにそういう名前を使っていた。では私はウッドネットにしよう。それしか思いつかない。【スケーズロックが登場】。緑色の外套を着ている者が来た。幸運が私の導き手にならんことを。ちょっとした計画をひらめくのに役立ちそうだ。

 スケーズロック:おい、おまえさん、お頭に会ったか。

 私はお頭に会っていない。誠実な友だがね。

 スケーズロック:誠実な友人とは。なぜそのような言葉を。私の名前はスケーズロックだ。もしおまえがその服が示すような者であれば、おまえは私の仲間だ。ただ私はおまえのことを知らない。おまえは何という名前だ。もてなしを受けたことがあるか。

 ジョン王子:私の名前はウッドネットだ。今日、高潔な主人であるハンティントン伯が私に給金とお仕着せをくださったばかりだ。

 スケーズロック:高潔な主人のハンティントン伯だと。おまえが偽物かどうかクラウン銀貨[5シリングに相当する]を1枚賭けよう。知ってのとおりノーブル金貨[6シリング8ペンスに相当する]が不足しているからな。お仕着せと給金を受け取ったそうだな。おまえは読み上げられた掟[第三幕第二場参照]を聞いていなかったのか。修道士の立ち会いで何を誓ったのか。

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