アーサー・コナン・ドイル北極日記5月22日

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5月22日土曜日

一日中、大きなうねり。今日は私の誕生日だ[訳注1]。北極から600マイル[960km]程度しか離れていないような愉快な場所で誕生日を迎えるとは。いろいろな理由で気分が優れなかったので私の誕生日の夜は陰鬱なものだった。船長はたいそう親切であり、反吐が出るようなからしで私を驚かせた。それはまるでヴェスヴィオ山[訳注2]を呑み込んだかのようだったが、私はうまくやった。一日中、エクリプス号は我々の近くを航行していた。氷の色がひどくくすんでいる。

訳注