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アーサー・コナン・ドイル北極日記3月31日

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3月31日水曜日

一日中することがほとんどない。大きな波のうねりが出てきたので我々はその結果が心配になった。もしうねりが土曜日まで続けば、我々の作業が難しく危険になる。氷はそれほど厚くないが、あらゆる大きさの氷の破片が数千も密集して浮かんでいる。今、そうした氷の破片はうねりの大きな力で離れたり集まったりしている。もし不幸な男が二つの破片の間に落ちれば、そうしたことは簡単に起きるが、その者は真っ二つになってしまう可能性が十分にあり、実際にそうしたことが何人かのダンディー人に起きた。男たちは大きな氷の破片の上で馬跳び[訳注1]を楽しんだ。私は「北極への旅[訳注2]」という話を始めた。うまく仕上げるつもりだ。我々は、ダンディー人は家に帰る頃合いだとグラッドストン[訳注3]とディズレーリ[訳注4]に宛てて書くつもりだ[訳注5]。

訳注

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