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『騎士道の鑑』第89歌

あらすじ

マンドリカルドと乙女は館の女主人に別れを告げてヘクトールの武具が収められている城に向かう。城の中に入ったマンドリカルドはヘクトールの盾を見つける。盾には白い鷲に乗ったガニメデの意匠があしらわれていた。マンドリカルドが盾に触れると、すさまじい震動が起きて巨木が姿を現した。マンドリカルドは乙女に促されるままに試練に挑戦する。葉が地面に落ちるたびに虎や獅子、豹、一角獣、熊などあらゆる獣が出現してマンドリカルドを攻撃する。マンドリカルドは奮闘して木を根こそぎにする。地面に空いた穴から恐ろしい大蛇が這い出してマンドリカルドに襲いかかる。試練を成し遂げたマンドリカルドは城で歓待を受ける。グラダッソ、サクリパンテ、グリフォーネ、アクィランテなど解放された騎士たちとマンドリカルドは喜びを分かち合う。


勇敢なマンドリカルドがどのようにして幸いの野にある城に導かれたのか。そして魔法の木と洞窟の大蛇に関する冒険をどのように克服したのか。さらに冒険を終えた後、城に閉じ込められていた騎士たちにどのように迎えられたのか。

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