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心の斜陽
僕は僕を壊してしまった。
ポジティブ言葉と
ポジティブ思考は
宗教だったのかもしれない。
そんな場所に居た僕は
一旦離れて、自問自答をする。
自分は誰?
どんな人?
それが良かったか悪かったか
本当の僕が表れた。
虚しき存在
悲しき存在
滅ぶべき存在
僕は滅んでいくんだなあと
その時にふと思った。
そして、虚しさが残った。
僕は、たぶん、もう駄目なんだ
もうお終いなんだ
なにもかも
本当の僕はこんなものなんだ
虚しくて虚しくて仕方がない
シャボン玉のように
突然にはじけて
消えてしまえばいいのに
こんな気持ち、誰にも言えない
紙面に書くしか、それしかない
虚しく、悲しい
滅びゆく存在は
今日もまた孤独を歩み続ける。