ほかいびとの歌
乞食者(ほかいびと)。
予祝で、寿ふ(ほかふ)、祝ひ(ほかひ)人。
家々を 回り言祝ぐ 乞食者(ほかいびと)
ほぎびとよ 言葉を祝ぎて 呪い(まじない)す
予祝を発する 生業として
祝いうた、ほきうた(寿き歌)を詠み 物乞いす
よごと、よみうた、ほきうたと
くにみ、たみほめ、むろふき(室寿き)と
ほめる、ことほぐ、ことだまと
言が事とし 現れる
歌を詠み 言挙げ 挙げて 宣うは
よの幸いを 祝ふ者なり
ひとふたみ
よいつむななや
ここのたり
ももちよろずと
いまとひろがる