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草露 文(あや)
2024年3月27日 19:58
黄昏時に 出会った桜の木。 ここに人は滅多に来ない。 たとえ来たとしても 誰も見向きもしないだろう。 細く、淑やかな桜が一本 雑木林の中で咲っていた。 僕はそれを見て 密かに咲いていると思った。 僕はそれを見て 密かに咲くことを覚えた。 人がいる、 人がごった返している、SNSの中で ただ、ぽつりと、佇む僕は その桜のようだと、ふと思った。 桜は、人目につ
2023年10月22日 00:54
夜明けの音が聞こえるまで 僕は眠らない 鹿の甲高い声が響く夜中に 布団に包まるだけの夜中に 僕は何を期待してるのか 枕元の本を照らすライト 飲みかけのペットボトル 僕は何を期待してるのか 目を瞑るのが怖くて 今日が消えるのが怖くて だから、僕は眠らない 夜明けの音が聞こえても 僕は眠らない そんな僕を抱えている 夜は眠らない
2023年10月21日 21:16
最近の気づきを一つ。 同じことを繰り返す日々。 飽き飽きして、やる気を無くした。 飽き飽きして、別の新しいことをしたい。 それらを認めたうえで、 平凡な日常を生きていく。 一息に生きる、という禅語。 その瞬間を、如何に大切に生きたのか。 平凡な日常に心を込めて生きていく。 そのような生き方が、 心の支えになるのではないかと。 ただ得意なだけで、 今まで嫌いだっ