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草露 文(あや)
2023年7月13日 01:17
「生きる意味を見失った」 夜中に目が覚めて 一に思った 夜の静寂が 煩く感じる程に この感情を 何かで紛らわしたい 夜中という時間が 僕に何かをくれるような 気がしたのだけど 憂鬱しか貰えなかった 眠ったほうがマシだと 分かってはいるけれど 何かをずっと待っている それは希望か? それとも幸せか? もしかしたら 明け方近くの 白んだ空かもしれない
2023年6月30日 16:08
何も書けなくなってからが 本当の詩人だと、誰かが言っていた 僕は今、詩を書けていますか 何も題材が無く 閃きも無く 日常に思うところも無く ただ衾を被って 生きている僕は 詩人ですか 書けば書くほど ただ恥に恥を塗り重ねて 書いたものを反芻しては 慚愧が襲いかかる 生きてるかどうかさへ 怪しいこの身を引き摺りながら 何かを探して 何も見つからない 書き
2023年6月25日 06:16
朝早く起きて 開けっ放しの窓から入ってきた まだ日に当たってない冷たい空気に くしゃみしてから布団に潜る このまま二度寝してしまおうか いや涼しい早朝の空気を味わいたい 起きて全部の窓を開けていく 空の明るさに目を覚ました観葉植物たちが 件の冷気に体震わせながら 今日はお水が貰えるかしら まだまだお水は充分だわと 鳥たちの囀りと共にお話をしている 梅雨明りの太陽が登
2023年6月21日 06:23
神は僕の作品を愛しておられる。 人から読まれずとも、 内容が暗くとも、 一人の創造者として、 僕を、作品を、神は愛しておられる。 天使は僕の作品を楽しみにしている。 神に似せて作られた、 創造者である僕の、 創造したものは全て、 天使たちの楽しみのひとつである。 妖精は僕の作品を面白がっている。 人ってこんなに、 面白いことをするんだと、 興味深々になって、
2023年6月17日 11:39
解放されたい この重たい体から解放されたい きっと素敵なことだろな きっと楽しいことだろな 部屋から出ず 何も食べず ずっと布団にくるまって 悶々としている日々 あの人は明るくていいな あの人は楽しそうでいいな でも、僕の、 僕にとっての幸せは 安楽死すること、ただそれだけ 僕は死んだほうが得をすると 社会的な損得勘定で出された 自分の価値を見定めて 少
2023年6月17日 11:10
何もしていなくても、 心や頭の中は忙しくしている。 意識がぼーっとしていることはなく、 いつも何かを考えて、 いつも何かを思っている。 僕はいつも、 何もしていない時は、 「暇だなあ」「退屈だなあ」 と考えてしまう。 それだからか、 何もかもが面白くなくなって、 本当に退屈になる。 僕は考えた。 面白半分で、 「充実してるな」と考えると どうなるんだろう。
2023年6月13日 18:42
君の死を想う 今日のような 雨空、曇り空の下で 入水したのかと思うと なんとなく、仕方ないよなあと 共感してしまう 人として生きるって 難しいことだよな 上手く生きるって 難しいことだよな 君が入水した時の川は 君の姿を見て、何を思ったか きっとその川は 「仕方ないな」と 受け入れてくれたんだろう きっと今の時期の雨は 今も昔も変わらず 君を偲ぶ人た