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#1 アメリカで出産することー病院選びとドクター選びー褒められ続けてHappyマタニティ生活!|

 グローバル化が進む中、仕事や配偶者の転勤で海外へ住まう方が増えてきていますね。コロナの収束を待って海外への出発を考えている方も多いのではないでしょうか?

 これから海外で出産を考えている方や日本との違いを知りたい方へ、私が2回のアメリカでの出産で感じたことを数回に渡って書きたいと思います。

病院とドクター選び

 まずは、病院選び。自分が加入している保険の提携先から選びます。提携していないと、とんでもないことが起きますので(笑)慎重に。

 日本でも同じですが、どこの州にお住まいだとしても、病院を選ぶ際には何を優先するかを事前に決めておくと良いです。言語(日本人医師や翻訳ツールがあるか)、病院の評判(特に産婦人科系)、病院までの交通、自分がしたいお産ができるか、特に診てもらいたいドクターがいるかなどです。また、同じ病院の中でも、自分の加入している保険が適用にならないドクター(!?)もいるので、しっかりと確認しましょう。病院は、大学病院と提携しているような大きな病院の他にもアットホームな雰囲気の助産院のようなタイプのところもあります。

  メインのドクターは自分で選ぶのですが、ドクターも人間ですし、お休みも寝る時間も必要です。そのため、サブドクターを紹介されるところもあります。昼夜問わず突然やってくる”その時”のために 、顔見知りのドクターを数名作っておく、という安心のシステムですね。

当時、私の住んでいた地域の日本人のマタニティたちは日本人のドクターのいるBeth Islaelという病院を選ぶ方が多く、診察は日本語で行えました。こちらの病院もとても評判が良く、友人数人も安心して出産していました。私は何を思ったか、「せっかく医療のメッカ、ボストンにいるのだからアメリカでも一番良いと言われている病院での出産を体験したい」と考え、近くの病院の中でも全米で毎年ランキング上位になるBrigham and Women's hospitalを選択しました。そう、私は何よりも「安全」と「好奇心」を優先したのです!診察は全て英語でしたが、さすがの医療チームの連携で特に心配もなく、安心して妊娠期を過ごせたのを覚えています。

初診時の心構え

 アメリカの病院は緊急時以外は全て予約制です。受付をしてからの待ち時間がほとんどないので、待ちくたびれることもないし、引率のご主人も都合がつけやすいかもしれません。初診の際には大量の問診項目を自分で埋める必要があるので、事前に問診票を取り寄せて記入しておくか、予約した時間より30分程度早めに行くと安心です。できれば電子辞書か携帯の辞書機能を使えるようにしておくと良いです。

初診時のカウンセリングはすごく手厚かったイメージがあります。病院にもよりますが、私の場合、担当のドクターに診察してもらう前にカウンセリング専門のナースと面談ができました。問診票を確認しながら、既往歴はないか、不安に思っていることはないか、無痛分娩や遺伝子検査を希望するかなど、なんでも相談できました。それだけでなんと30分以上時間をかけてもらいました!インフォームドコンセントが徹底しているので、わからないことがないように病院側も丁寧に説明をしてくれるようです。渡米当時は英語の医療用語はさっぱりでしたから、検診前には産婦人科で使う単語や、質問したい事項の英語を事前にリストアップして面談でもすぐ使えるように準備しました。

いよいよ検診、妊娠しただけでドクターに褒めちぎられる!

 地域の日本人マタニティサークルのどの妊婦さんに聞いても、検診時は褒められてばかりだと言っていました。妊娠した→素晴らしい、おめでとう! 体重が増えた→ベイビーが育っている証拠! 、蹴られて下腹部が痛い→ベイビーが元気な証拠!など・・・それはそれは大層持ち上げてくれます。もちろん時にはご機嫌な斜めな先生もいらっしゃるかもしれませんが…。お腹の子供が元気で妊婦も元気ならノープロブレム!のようです。

  ある妊婦さんは検診後に「問題ないから旦那さんともうSEXして良いわよ〜Have fun! 」とにこやかに言われたそうです。 どこまでもフランクで妊婦さんに寄り添う姿勢でアメリカっぽいですよね。

↓実際に出産した病院の様子。検診は通常、別の場所にあるドクターのオフィスで行います。

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 アメリカでの出産は正直、楽しい思い出や良い思い出しかありません。日本の診察はかなり淡々と進む印象だったため、ドクターの毎回の褒め言葉が、自分は良くやっているという気分にさせてくれ、妊娠した喜びを感じさせてくれました。私は出産までに合計14キロ体重が増えましたが、ドクターには毎回めちゃくちゃ褒められました。食べ物も通常妊婦にはNGとされている物以外気にしなくて良いし、外にでて大きいお腹を見せれば誰彼ともなく優しく声をかけてくれ、だいぶチヤホヤされた妊産婦期だったと思います(笑)

 最後に・・・

 ここまで読んでいただきありがとうございます!今回はアメリカでの病院とドクター選びについてお伝えしました。少しだけ、雰囲気をお伝えできたでしょうか?

 次回はアメリカお産のスタンダード、「無痛分娩」についてお話ししたいと思います!

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