第36回 uguis

【未来を望んではいるけれど後悔を突き放せない】


東京発男4人組(ニゴサ)ロックバンド。
東京を拠点に、宮城、愛知、大阪、福岡などでもライブ活動を行っているuguis。
都内では近頃よく名前を耳にするバンドと対バンしており、バンド感でも評価されていることが伺える。

彼らは5月31日に「おはよう、全部君のせいだ」をリリースし、下北沢のヴィレッジヴァンガードで大きく取り扱われている。僕も実際に行って見たがPOPにuguisの良さが全面に書き出されていて、店員さんの彼らの音楽への愛が凄く伝わってきた。それぐらい人を惹き付けることの出来るバンドなのだろう。
またそれ以前に発売されていた「ごめん、少しだけ触らせてくれないかな」も一緒に置いてあるため、合わせてチェックしてもらいたい。

彼らはどうやって人を惹き付けているのか。
CDのタイトル名「おはよう、全部君のせいだ」、「ごめん、少しだけ触らせてくれないかな」など少し後ろ向きなのだがどこか一人一人に何かを託されているような不思議な感覚に陥いる。普通音楽というものは聞き取り側は受け取るしかないが、どこか否定させてくれるような、少しこちら側の意志も汲み取ってくれているような気がした。
そして彼らの音楽はファンタジーな世界に導くかのような臼井さんの歌声に乗せて、人の絶望とか、諦めとか、どうしても人が取り払えない気持ちを放り込んでくる。そこに彼らの幅広い可能性を感じてもっともっと「uguis」というバンドの曲を聴きたくなるからかもしれない。

個人的に「惰弱を破る」という曲が好きです。曲は凄くシリアスなのにベースのちゃんかわさんが途中から白塗りになっているシュールなところが自由で凄く良いなあと。

#uguis


uguisを知ったきっかけは某インディーズバンド紹介サイトでした。元々uguisというバンドの存在は知っていましたが、曲を聴いてみようというほどのエネルギーは無くてそのまま放置してました。それから時が経ち「憧憬と箱庭」というMVを見ました。曲は勿論のことMVの世界観が凄く好きで一気に惹かれていきました。今まで知らなかったのが勿体ないと思うぐらいに。その後様々なMVを拝見しましたが、「惰弱を破る」が一番好きでした。そしてCDのタイトル名が良すぎて、これは一本取られたなあと。
彼らの名前をTwitterで呟くと瞬時にふぁぼされるので、彼らはTwitterに住んでいるのではないかと何故か心配になります・・・。ライブを見たことが無く、メンバーさんともお話をしたことが無いので是非機会があればお話してみたいです。個々のキャラクターが強そうで面白そうな方々な気がしています。特にベースさんに興味があります・・・。

しゅっしゅ こと がうち



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