第44回 Ivy to Fraudulent Game

【儚さの海に溺れてしまう】


群馬発男4人組ギターロックバンド。
群馬のバンドだというのを忘れてしまうそうな程全国各地で積極的にライブ活動を行っているIvy to Fraudulent Game(アイヴィートゥーフロウジュレントゲーム)。

まずバンド名が難しい。Ivy toまではなんとか行けてもその後が続かない。
逆にそれで印象に残りやすいバンドなのかもしれない。

彼らが世の中に一気に存在感を広めたきっかけといえば、閃光ライオット2013のファイナリストになったことであろう。その年は近頃よく耳にする「WOMCADOLE」、「水上カルビ」、「the quiet room」など今インディーズバンドの中でも勢いのあるバンドが出演していた。

彼らの音楽はいかにもロック!踊れる!など流行の音楽ではなく、皆がファンッションミュージックにしたがる音楽でもない。
彼らの音楽を聞いた時僕は「儚い、尊い」と思った。そして過去の記憶、思い出から未来へ向けてどうしようのない、応えの出ない思いを馳せているような気がした。
前向きにではなくてどこかに後ろめたさを含んでいるところが、誰にも媚びていないから僕には好印象だった。

#IvytoFraudulentGame


Ivyのライブを初めて見たのは今年の春ぐらいでした。ずっと見たいと思っててでも彼らは関東方面でのライブばかりでやっと何年か越しに見れてとても嬉しかったのを覚えています。ライブを見て曲が誰にも媚びていないところが凄く好印象でした。最近のバンドはリスナーが欲しが要素を詰め込みすぎてどれもこれも同じような気がします。でもその中でこういったバンドがいることが凄く嬉しいです。僕は皆で踊ろう!というバンドも好きですが、それよりも鬱っぽい曲を歌うバンドが好きです。しかもIvyは人生という重苦しいものを背負っているんじゃなくて、1人の人を背負って生きているような感じがするので、またそこが良いなと。
Ivyのライブを見て思ったのは、寺口くんサブカル女子が好きそうじゃないですか、イケメンですし。でもボーカルがイケメンだから好きとかじゃなくて純粋にこのバンドの音楽として認識して聞いて欲しいなと僕はずっと思っています。普通に曲いいんです。近頃のバンドの傾向としてあるのはボーカルがイケメンだから、メンバーがイケメンだからファンみたいなそういうのじゃなくて、純粋に音楽で、音楽を好きになってバンドを好きになって欲しいなあと。
以前寺口くんとお話して彼が同い年なことにビックリしました。近頃同い年でいい曲作るバンド多くて驚愕するばかりですね。いつかは同い年だけ集めて企画とかやってみたいな

しゅっしゅ こと がうち

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