第315回 白い朝に咲く
【揺らぐ、揺らいだ、絶望の表情】
https://www.youtube.com/watch?v=ARcsbdW4nFM
http://www.youtube.com/watch?v=vwvWjusMTGo
徳島県男女混成2人組バンド。
徳島を拠点に活動中の白い朝に咲く(ex.血眼)。
2014年 RO69JACK14/15入賞。
2015年4月 1st mini album「whiteout」リリース。
テレビ東京系「ポンコツ&さまぁ〜ず」クールエンディングテーマに抜擢。
リリースに伴い、全国14カ所ツアーを行う。
徳島のファイナルではバンドで100名を動員。
9月VALETUDO FESに出演。
小さな世界。僕は僕が主人公の世界に生まれ落ちた。
シナリオなんてないはずなのに、沢山の人が「当たり前」というレールを敷いて、その上を歩かせようとする。君たちは誰だ?、僕にとって誰になるんだ?
どうして多数派が正しくあると旗を立てたがる?
虚勢ばかりの弱虫の集まりのくせに。
まるで悪夢を見ているようだよ。
輪郭がぼやけたなら、手探りでいいのに。
逃げるのも、そこで生きるのも、全部自分で選べばいい。
それでいい。それがいい。
このバンドは改名する前の血眼の頃から知っていました。その時は女の子3人組でガールズバンドだったのですが、今はメンバーチェンジをして男の子が加入したみたいです。
正直血眼の頃の曲よりも今の、白い朝に咲くになってからの曲の方が僕は好きです。「プールヴィルの浜辺」の歌詞が好みです。現実的なのに不思議で、どこか他人事とは思えない感じに惹かれました。冒頭の「赤い氷の上で君は命を落とした」という部分からそそられました。
何かから逃げ出したいけど、生きたいと思っている沢山の葛藤や、鳥が様々なことから解放されて自由に飛んでいるように見える姿も、その比喩もとても好きでした。
このバンドは女子同士の居場所を作る為だけみたいな嘘っぽい共感とか、偽善者みたいな安っぽい言葉を落とさずに、ちゃんと一度世界に絶望して、絶望の先を己の目で見て、確かめて、真っすぐな言葉で綴ってくれているような気がします。
今後ライブが見てみたいバンドの1つです。
しゅっしゅ こと がうち
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