第９１回 カナタ
【時に美しく、時に冷たく絡み合う人模様】
広島発男3人組ギターロックバンド。
広島を拠点に大阪、東京などでも活動中のカナタ。
RO69JACK2015一次審査通過。
9月9日には初の全国流通盤「藍のうた」をリリースし、9月20日タワレコ広島店でインストアライブが行われた。9月23日にはレコ発企画を開催した。また11月8日にはタワレコ渋谷店でインストアライブが行われる。少しでも興味のある方は是非足を運んで頂きたい。
彼らの音楽を初めて聴いたとき「深海」にいるような、水の中にいるような気がした。
直接光が当たらないところに居るみたいな、水中って太陽の光が差しても深い場所に行く程光を失っていく。
求めれば求める程当てのない場所へと落ちていく、いつまで経っても晴れない心の闇を夜な夜な拭ってくれる優しくも哀しく、どこか冷たい人の心に似ている。
そんな彼らは「どうしようもない夜に思うこと」をテーマに作っている。
いつも眠れない夜にいるアナタ、明けない夜を願うアナタの心に触れる音楽かもしれない。
実は企画に出演してくれた他のバンドさんはnoteに書いています。カナタは何か凄いプレッシャーを感じて書けませんでした。県内でカナタというバンドの存在は大きくて、例え僕が一生懸命書いた文章だとしても、それを読んだ人々が受け入れてくれないんじゃないかっていうのを凄く思っていたからです。それぐらいのプレッシャーがありました。
僕がカナタっていうバンドを認識したのは高校生の時でした。カフカと対バンしていたあのライブ。それからタワレコにCD置いてあるの見つけて。今だから言えるんですが、あの頃はカナタが全然好きじゃなかったです。声がタイプじゃなかったし、よくわからないけどカナタっていうバンドが怖かったんですよね。カナタのメンバーさん怖かったんですよね。ライブハウスに行くと時々見かけてたんですけど、オーラが黒かったんです。でもこの間きちんとメンバーさんとお話していい人（？）だったんで安心しました。今はカナタの音楽は好きです。時が経って感覚が変わると受け入れられるようになるものもありますよね。
しゅっしゅ こと がうち