第489回 Narco-lepsy
【美しさと突き刺さるような言葉】
https://www.youtube.com/watch?v=bH3W_DEx8I4
東京都発男女混成4人組バンド。
都内を拠点に活動中のNarco-lepsy。
2018年5月13日 1st EP「誘うは春の夢-EP」リリース。
縁取られた季節に幾重にもなる、色と時間のすれ違い。
頭の中で反抗したって、都合良く移り変わる記憶の渦で泳ぐぼくら。
触れられなかった手の平を、無かったことにしたみたいにさ。
大雨の中、先が見えない、後ろ姿をずっと見つめていて。
何も出来なかったきみのこと、だけど聞こえた言葉を、
傘に隠して、知らんぷりして、ごめんね。
もうはっきりと思い出せないんだけど、
このバンドTwitterで見かけて知りました。ジャンルはシューゲイザなんですけど、完全にそこに入りこまないというか。それがNarco-lepsyらしさでもあると思います。
HPに歌詞が掲載されていたので、拝見したのですが、誰かに置いて行かれること、独りになること、死ぬこと。どれも消えてなくなってしまうことを恐れていて、その曲の世界にいる主人公は誰かの記憶、意識の隅っこに居たいんじゃなかなと感じました。
ひとりでいることに慣れると大人数には躊躇いや困惑しますが、大人数を知った後の孤独程苦しいものはないですもんね。
昨年結成されたらしいのですが、まだ完成しきってない、道の途中にいる感じがして、これからどんな風に化けてくれるのか、とても楽しみです。
しゅっしゅ こと がうち
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?