第313回 長靴を履いた猫
【この針がいくつ回ったら あなたに会えるのかな】
https://www.youtube.com/watch?v=bOf4iGLWYvE
https://www.youtube.com/watch?v=T0ZkH6aCcpk
東京都発(?)男女混成4人組バンド。
下北沢を拠点に活動中の長靴を履いた猫。
2017年10月6日 1st.EP「藍微塵の花言葉」リリース。
人混みに埋もれて沈んでゆく。
誰かの影に重なって薄らいでゆく。
あなたに向けたあの言葉もきっと耳の奥でゆっくり溶けて、無くなる。
私の中では現在進行形でその重さは増しているのに。
それを受け入れてくれるフリをして、誤摩化してるのに気づいている。
許してくれないのに、否定しないのはあなたの弱さのせいだよ。
そこに浸け入るわたしの弱さのせいでもあるよ。
全部、飲み込んじゃおっか。この世界ごと。
だって、忘れたいもん。一番最後に。
このバンドは好きなボカロPさんがよくリツイートしていたのをきっかけに知りました。
「勿忘草」が初めて聞いた楽曲なのですが、恋愛の純粋さみたいなモノも感じられましたが、それ以上に人の弱さを誰かに押し付けるというか、そういうお互いの弱さから成り立つ関係みたいなモノをより強く感じました。
人に対する好意には沢山の種類があると思っています。ただ純粋にどうしようもなく好き、この人しか自分のことを許してくれないから依存しているから離したくないという好き、遠くから眺めているだけで満足が出来る好き。僕は綺麗なモノに対して嘘くさいと思ってしまう人間なので、黒くてドロドロしていて依存的で、忘れられない過去に囚われてしまっていたり、臆病過ぎる曲の方が好きです。そういうのを強く感じるのが長靴を履いた猫でした。
個人的にはKozumi、白い朝に咲く(今考えてパッと浮かんだ)の2バンドと対バンしたらとても面白いと思います。これからも緩くチェックしていきたいと思います。
しゅっしゅ こと がうち