第128回 DOTAMA
【辛辣ながらコンセプチュアルな、激しくも感情豊かなラップ】
栃木県発ラップミュージック。
都内を拠点に活動中のDOTAMA。
2010年ソロ名義の1st Full album「音楽ワルキューレ」発売。
2011年SFヒップホップ「ホーリーランド」をリリース。また「りんご音楽祭」、「ぐるぐる回るfes」に出演。
その他にUSKとのコラボ、ハハノシキュウとのコラボアルバムを発売している。
普段バンドばかり聴いている人にはとにかく新鮮に感じることだろう。
ラップは好みが別れてしまって、聴かない人は本当に聴かないと思う。
しかし一度聴いてみてほしい。DOTAMAの「音楽ワルキューレ」は現代の音楽シーンの良くも悪いところとか、包み隠さず表現しているから頷ける部分も結構あって面白い。
僕は個人的に「アイドル含めリスナーに対してアーティストの数が多過ぎる」は確かになあと感じた。
メジャーなバンドより、インディーズのバンドの方が好きな人に凄くオススメ。凝ったMVも見ていて惹き付けられるし、本当に面白い。
僕、元々ラップ苦手だったんですけど最近は水曜日のカンパネラ、Charisma.comを耳にする機会も増えてだんだん慣れてきて受け入れられるようになりました。たぶん、バンドでゲスいこと歌ってしまうとそのまま伝わるけど、ラップにすると言葉遊びも含めて歌っているから、少し軽く聞こえるような気がしてて。だからこそゲスいこと歌っているような気がします。僕が媚びる音楽よりも、世の中に対するゲスい音楽の方が割と好きだったから惹かれたのだと思います。
しゅっしゅ こと がうち