第237回 vivid undress
【J-POP突然変異型ROCKクインテット】
東京都発男女混成5人組バンド。
下北沢を拠点に活動中のvivid undress(ヴィヴィッド アンドレス)。
2014年7月1st Demo「ゼロ」がタワレコ渋谷店限定リリース。
「2014年タワレコ渋谷最優秀新人最有力」と評される。
渋谷店のウィークリー総合チャートで6位を記録。
2015年5月6日初の全国流通「Unveil」をリリース。
2016年5月25日「Prevail」をリリース。
センスが溢れている。という言葉は僕は普段使わない。
まずセンスという言葉の本質をあまり理解していないというか、曖昧で、どこか適当に感じてしまう表現なような気がしてあまり好きではない。けれど、vivid undressを聞いたとき、「これがセンスが溢れている」ということなのかと認識した。
個々の持っているモノがぶつかり合うこともなく、上手く交錯していて。
ポップだけど、ロック。ロックだけど、ポップ。そこに加わる人間の本質、生きることへのわだかまり、物事の裏側、陰、を包み隠さず、表現している言葉がクセになる。
このバンドはプルモライトのMVを見ていたとき、関連動画に出てきたのをきっかけにMVを見ました。初めて見たのは「シーラカンスダンス」で、サビの「シーラカンスダンス」という部分がクセになって、とても印象的でした。
他にも沢山MVが上がっていて、見れば見る程どこかパスピエに似ているような感覚に陥りました。(きっとkiilaさんの声質だと思います。)僕が思う違いというか、日本風だけど、機械的、光、カラフルなのがパスピエ。上の文章にも記しましたが、どこかに人間の本質のようなもの、裏側、陰を表現しているのがvivid undressだと思うんです。そんな深いことは僕はわからないんですけど、なんとなく、感覚です。
もし良かったら自分なりに違いを、各バンドの良さを感じられたらとても面白いと思います。
しゅっしゅ こと がうち