ヨモギ祭り
とっても間が空いてしまいました。
自己紹介を書きかけて……
そこから随分飛躍したタイトルですが(笑)、書く気沸いてきました!!
約1年半前に大きく食生活を変えたのですが、そのきっかけがヨモギでした。
久しぶりにお灸を受けて、あまりの気持ち良さに色々調べ始め……
昔から食べるだけでなく飲んだり手当て、癒やしにも使われてきたそうです。
詳しくは専門家に譲るとして、
今年はこれまで3回ヨモギと触れる機会があり、一段落したのでそのことを辿ろうかなと思っています。
一番最近触れたのは、神奈川にある農園で摘ませて頂いた時。
少人数で静かに摘む時間を過ごしました。なんて贅沢!
この時は摘むだけでなく新しい苗の植え込みもお手伝いしました。
農園はいわゆる「里山」と呼ばれる自然と人が共生してきた場所にあるのですが、昨今は手入れが行き届かずあっという間に一面笹! ということも多く、ヨモギを増やすことでバランスをとろうとしているというお話でした。
この時農園の方がおっしゃっていた印象的な言葉が「自然を読む」というもの。
これを聞いて自然や動物も人間のことを読んでいるだろうし、もっと言えばお互い鏡のように心を映し合っているような気がしました。
荒れた森が増えているということは、私たちの心も然りかもしれません。
帰宅後、摘んだヨモギをすり鉢ですり潰している時、ふわ〜っと独特の芳香が鼻をぬけ幸せな気持ちに……。
その時思い出したのは先月半ばに参加したヨモギワークショップの先生の言葉。
「摘む時からヒーリングは始まっている」
そうかぁ、これかぁ……
急がずに時間をかける幸せを噛み締めたのでした。
逆にとても興奮してしまったヨモギ摘みは森林浴の帰り道。
初めて訪れた郊外にある森は様々な表情があり素晴らしかったのですが、保全されている場所では基本的に植物を採取出来ません。
ヨモギシーズンに胸は高鳴っていましたが、今日は仕方あるまいと思いながら最寄り駅に向かって歩いていると……
突如団地が並ぶ道路脇にヨモギの姿が!!
車通りも多くなく(多いと汚れている可能性が高い)、奇跡の到来に私の心は静かに大盛り上がり。
脇目も振らず、とはいえ落ち着きを取り戻しながら、「少し頂きます」という気持ちで摘ませて頂きました。
その後のヨモギはほぼお料理――お団子(あんこ&みたらし)、生八ツ橋(初めて作りお土産のイメージが強かったので作れる!と感動)、チヂミ、ペペロンチーノ風うどん、焼餅(中国風のパンで長ネギなどの具を巻いて焼いたもの)――になりましたが、一部乾燥させて後日作った竹炭とさらしに包んで防虫剤に。
足湯もお気に入りですが今回は足りず。今後のお愉しみにしたいと思います。
昨年はここまで色々作れなかったのですが、よく利用する公園で偶々目が合うように見つけた時は本当に嬉しかったですねー。
植物は動けませんし人に聞こえる声は出しませんが、里山のような場所では互いにコミュニケーションをとってきたはず。
そのつながりをようやく思い出し始められたのなら……
*写真は季節外れのツバキ@近所の公園。昨年撮っておいたもので可愛らしいのでこのまま掲載することにしました。