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人を信じきってみる

あなたには親友がいますか?
親友と呼ばないとしても、
心の底から「この人の全てを受け止められる」と思える人はいますか?

私は最近までずっと、そう思える人がいなかったのです。(夫や子ども以外でね)
友達は多いし、会って話して楽しい時間を過ごせる相手はいる。ありがたいことです。

ただ、心のどこかで
「好きだけれど、ここは嫌。」
みたいにマイナスな面も感じながらの付き合いでした。
付き合ううちに、どうしても相手の気になる面も出てきてしまう。
細かいことに気づく分、「むむ」と違和感を感じてしまう。

優しいけれど、人になんでも任せっぱなしなんだよなぁ
とか
オープンで話しやすいけれど、時々言葉が強くてもやるんだよなぁ
とか。

100%の信頼を置いて友達と向き合うことがあまりなかった気がします。
勝手に期待を持って、がっかりするのが嫌だったから。

(それが悪い訳ではなく、広く浅く仲良くする方が
私にとってストレスが少なかったという話です。)

ところがですよ。

子どものママ友として知り合った友達が
そんな私の殻をパキッと破ってくれました。

ママ友なんて、一番そっとしておいた方が良いものと思っていたのですが……。

入学前の説明会から意気投合し、気づけば2年。
楽しい時は一緒に泣くほど笑って
悲しい時は一緒に深く沈める仲になりました。

多分彼女に話せないことは何もない。
それくらい相手のことを信頼しているし、
私は彼女が何を打ち明けてもどんと来いという思いでいられています。

そのママ友の人間力なのだろうけど、私は彼女のおかげで
成長できたなと思います。

もちろん人間なので、欠点はあります。
「むむ」と思うこともあるし、
あぁここが直ればもっと楽に生きられるよ
とお節介にも心のうちで思うことがあります。
多分私もそう思われていることでしょう。

でも、その欠点も含めて全肯定してみよう、愛してみようと思い
マインドを全振りしてみたら。
とても心が軽くなり、世界がパッと明るくなったような気がしました。

多分「だいすきだよ」って真顔でLINEしても
「私もだよ」って笑いながら返してくれる。
そんな友達ができて、私は幸せだなぁと思います。

今の人間関係を見つめ直すことができたのもよかった。

結局私は、自分の欠点もなるべく見せず
人の欠点も受け止めきれず、ただ狭かっただけなんだなぁと。

人と話していて「むむ」が出てきても
「ま、いいか」
「そんなところがあっても、全部含めてこの子が好き!」
とまるっと受け止められるようになったのです。

もちろん、それが難しい相手もいるけれど…。
まぁそういうご縁だよね、その人にはその人の大切な人間関係があるよね、と
程よい距離感が取れるようになりました。

笑顔で一歩離れる、というのも大事な大人の作法。

大事なママ友とは、今後ちょっとした環境の変化で距離が空くこともあるでしょう。
時と共に見えない変化はたくさんある。
諸行無常。

でも、おそらくどんな状況になっても彼女の存在は大事だし、
私も好かれてもらうために心をいつでも磨いておこうと思えるのです。

人間いくつになっても学べるし成長できるんだなぁと
思えた出来事でした。

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