親子関係 虎に翼Feat.
4歳で入会してずーっとよくやってきたのに、この前、英語のレッスンを特に理由も無くやめると言ってきた小6男子Sくん
なんでかなぁ?と思い
せっかく続けて、よくできるようになったのに、もったいないじゃない?
と話したら、後日やっぱり継続すると改めてお母さんが挨拶に来たのだけれど、お母さん爆発しそうな勢いで
「本当にすみません息子に聞いたら先生のレッスンで模擬試験しかしてないって言うんで、、」と始まり、つまりは、文法を教えてほしいのに、やってくれず、模試しかしないならそんなことは家でもできるから、やめようと思った
と言うことらしい。
たしかに試験前は過去問をやらせていたけど、問題を速く読む練習や、マークシートを間違えない練習を中心にやっていた。間違えたところはもちろん文法も教えていたけれど、つまりはそのやり方が気に入らなかったらしい。
レッスンを見てもいないでここまで言われるのはかなり気にさわったけど、このお母さんは以前から独特の目線でものを見る人とわかっていたので、今やこの人に何を言っても仕方がないから、
わかりました。これからはそうしますよ
と言って、レッスン継続となった。
そして、次のレッスン
プリントの間違いを赤ペンでなおそうとしたら、
Sくんが
「やめてください!やめてください」とあまりに言うので、
もしかして、プリントに赤ペンがあるとお母さんに叱られるの?と聞いたら
「はい、一昨日も昨日も叱られたから、もう今日は叱られたくないんで」と言う
昨日はなんで叱られたの?ときいてびっくり
着ているTシャツに書いてあるロゴの英語を読めと言われ、読めなかったら、タンスから英語の書いてあるTシャツを全部出せと言われて、全部出さされて読まされた
その前は、過去問のテストを間違えたら家に入れないと言われたと、、
レッスンで使っているスクラップブックにプリントを貼るのはお母さんがやると決まっているからレッスン中は貼りなさいと言っても絶対貼らない。
小6の今でも一人で買い物をしたことがない
まだまだ縛りがいっぱいある。
ピアノのレッスンは彼と2人だけなので、彼はそんなお母さんのことをけっこう話してくれるからまだ救われるけど、、
どうよ?
元教師の母に話したら
「この子はいつかお母さんに嘘をつくようになる。
いや、すでについてるかも知れない
このお母さん自分の不安から逃れるために生きてるんじゃ、いつか破綻するというか、もう変だわ」
私もそう思う。
この子は結果、成績も良くて高校進学も志望校に合格したけれど、将来どうなるのか?レッスンでいつも
好きな食べ物は?とか好きな○○は?の質問には答えられなかった。
いつまで、どこまで、お母さんの言うなりなんだろう。
今日の虎に翼の寅子の娘がテストの点を改ざんしていた話
この子のことを思い出した。
母が言っていた
「この子いつかお母さんに嘘をつくようになる」
まさにそのままだった。寅子はむしろ仕事に夢中でこのお母さんとは違うけれど。
「正しさ」は定義しやすいのかもしれない。自分は正しいのだからという基準だけだと気が付かないことがある。
穂高先生の言葉の
「常に自分を疑い続け」が重く響いてくる。きっと寅子の胸にも