英語でお買い物 World Market3 ルールの大切さ
いよいよ当日!
市民センターのホールフロアに計画通りにテーブルを配置して、各店の準備。
子供も大人もそれぞれのお店を作るのが楽しそうです。
着々と各国の看板や商品が見えてきました。
親子で楽しいイベントにワクワクしていますが、私はそんなに優しくな〜いのです!ここからは真面目な話
この企画をするにあたって私がこだわっていたことは、ただのお楽しみイベントではなく、教育の場であり、子供たちに何かしら「できるようになった」体験をさせるものにすることでした。
①英語教育
外国人とも臆せず会話して、海外に行っても英語で買い物をする自信をつける
②金融教育
社会においてお金がどのように回っているのか?売り手と買い手の両面からお金を使うことの意味を考えさせる
③国際教育
言わずもがな、世界には自分の知らない国があり、気候や風土によって違う文化があることを知り,それを理解するコミュニケーション能力を持つこと
この3つを主軸として、さらには
④自分で考え、自分で決めて自立心を養うこと
でした。
そしてそのために決めたルールは
①買い物の時は日本語を使わない つい使ってしまわないように、日本語を使ったらその店から10$没収
②お母さんは子供の買い物について行かない。手を出さない
私は何かを目的を持って成し遂げようとするにはルールが必要だと思っています。
昨今、ルール=個人を尊重しないもの という考えがないでしょうか?
それは正しいルールのあり方を大人も認識できていない。もっと子供自身に思考させて正義もモラルも学習させれば、世の中になぜルールがあるかも理解できるはずです。
そこに立ちはだかるのが「親」
さてさてかくしてお店は準備完了
子供たちには袋に分けた50$を配布し、ルール説明をしました。
笑顔ではっきりと!いかにも優しそうに厳しく!
「先生は警察の人みたいに回りますから、日本語使わないでね!Ready Go!」
ホイッスルを鳴らしてお買い物開始です!
始まった途端!もう子供にせがまれてお買い物に同行しているお母さんがいます。
子供と一緒にお店に並んで背後霊のように子供に英語を指示したり、代わりにお金を数えてあげたり
あ〜あ
でしたが、これが現実!今回はお店を一人で出している子もいて、その子が買い物している間お母さんが店番しないといけないところもあるし、まだ幼児もいるのでやむを得ない事情もあるのでボーダーが引きにくかった
(って反省文か?)
私の中で色々な感情が渦巻きつつも、子供達はだんだんと英語にも慣れて、お母さんからも離れて買い物できるようになっていきました。
早く結果を出したい私の性格とそう簡単に変わらない世の中とのせめぎ合いでしたが、1歩ずつね。