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乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぎたい

育児に奔走しているみなさん、先週も1週間お疲れ様でした。
私の住んでいる街は桜が満開になりましたが、この週末の寒気で今朝は満開の桜に降る雪を眺められました。写真は寒かったので撮りに行く気合いはありませんでした…

本日、りえさん(40歳)は37週目に入りました。推定2600g。
予定日は今月30日。

先週も悲しい事故がありました。
宮崎市の保育園でうつ伏せになって寝ていた0歳の子がSIDSで亡くなりました。
SIDSは0歳児で亡くなる子のうち3番目に多い死因です。
その原因や予防法は完全には確立されていません。

厚生労働省により推奨されている予防法

  • うつぶせ寝をやめる

  • できるだけ母乳で育てる

  • 保育者はたばこをやめる

です。
母乳についてはいわゆる「完母」を押しつけるつもりは全くありません。
人工ミルクのおかげで私は夜中に限らずミルクを担当出来ますし、むしろうちの子たちは「完ミルク」です。
まぁ、長男・啓太はSIDSで亡くなっている訳ですが…

うつぶせ寝については、これはもうこまめに見るしかないでしょう。
どんなに仰向けにしてもうつ伏せで寝てしまう子はいます。
我が家は啓太が亡くなった7ヵ月後に生まれた長女・加那子の時は2台のモニターと3台のベビーセンサーを駆使しました。
これについてはまた後日に書いていきます。

そして、私がもう一つ気になっているのは、こちらです。

(中山書店「最新ガイドライン準拠 小児科診断・治療指針」より)

現在、主流となっているSIDSの発症プロセスの考え方で、SIDSの直前の「重度な無呼吸・徐脈」の起因として「感冒(カゼ)などの誘因」とあります。

1歳3ヶ月の啓太は亡くなる前日午後に発熱し、当日朝、3月上旬という時期柄、インフルエンザの検査を行い陰性で、私が一日中、看病をしていました。 
ずっと38度前後の発熱で息苦しそうに私のお腹の上で寝ていたのですが、18時ころ私のお腹の上から自分でベッドに移動して寝始めました。
呼吸も安定していたことと、そのタイミングでりえさんが仕事から帰宅したので、私たちは啓太を1人で寝かせて夕食を取っていました。

そして、1時間後、様子を見に行った時には呼吸が止まってました。

啓太は1歳になる前からうつ伏せ寝をしていて、窒素する心配はしておらず、実際、解剖によって死因は窒素ではないことがわかっています。
発見された時は顔をベッドにつけていましたが、意識を失った後に伏せてしまったようです。

ここで伝えたいのは、うつ伏せ寝を安定的にしている子でも、発熱時は目を離さないように、ということです。

SIDSは直接的な死因がわかっていないだけに防ぎきることは不可能でしょう。
それでも、少しでも可能性があるなら防ぎたいし、1秒でも早く見つけて救急医療につなげられます。

私は医療関係者ではありませんが、啓太の死語、自分なりに調べてまとめて伝えたい内容をまとめてみました。

以下に2つのページを紹介します。

  1. 政府広報オンライン:赤ちゃんの原因不明の突然死「SIDS」の発症リスクを低くする3つのポイント

  2. 京都大学大学院医学研究科法医学講座:乳幼児突然死症候群(SIDS)

1つ目は上述の文中でも引用している政府(厚生労働省)がリリースしている一般向けの内容です。
2つ目も一般的な内容ですが、予防法だけでなくSIDSの背景や発症メカニズムなど詳しく書かれています。

1人でも多くの赤ちゃんの命が救われることを願っております。