違うタイプの人に学んでみる。
わたしの同僚Y子は、真逆のタイプである。
パート仲間の彼女はわたしより8歳年下。4年前、今の会社に初のパートとして同時入社したのが私たちの出会い。
彼女は今までわたしの周りにいないタイプだった。
「THE・スタンダード」を歩んできたわたしにとって、とにかく最初は驚くことばかり。
今でこそアニマル柄をこよなく愛するわたしだけれど、「お堅いウリ子」を生きていた当時は、アニマル柄とは、派手な人の専売特許だと思っていた。
その彼女はヒョウ柄好き。フリマサイトに出品したという浴衣は、総ヒョウ柄。
出会った当時、彼女はすでにアラフォーだったけれど、サンリオのキャラクターのTシャツや靴下を身につけていた。
そして友達から誕生日にもらったという、リラックマの小さなぬいぐるみを持ち歩いていた。
そんな彼女はわたしにとって「THE・不思議ちゃん」だった。
そして私たち2人の一番の相違点は、
彼女は「雰囲気が柔らかい愛されキャラ」
わたしは「見るからに警戒心をまとったお堅いキャラ」
だったということ。
営業の人にも言われたなぁ。
「Y子さんに話しかけたいけど、隣にうりさんがいると話しかけづらい」と・・・😓
だって超人見知りのわたし、全身から「話しかけないで」オーラ、出してましたから😅 (今では皆さんとも打ち解けました。笑)
そんな、すべてが真逆で接点のなさそうな私たち。別のシーンで会っていたら、おそらく接近することはなかっただろう。
でも、これも運命だったのか。
私たちは同じ会社に同日入社し
出勤初日、同じ服を着てきた(笑)
(ジーパンとユニクロのボアパーカー←色も一緒)
そんな彼女はとにかく行動的。
「これ、いいかも!」と思うとすぐ実行。
そして「うりさん、これ良かったですよ!」と教えてくれる。
夕飯の献立でわたしが悩んでいるときも。わたしは料理があまり得意ではないので、基本、レシピ通りに作る。そんな私に、彼女は自由な発想でアレンジ方法を提案してくれる。
テレビ番組で情報を仕入れては、「うりさん、今度ここ、一緒に行きましょう!」と、いろんな所に連れ出してくれる。
そんな彼女に感化されてか、カッチカチだった私の頭も、随分と柔らかくなった。
そして離婚するとき、実家に戻るためにこの職場を離れざるをえなかった私を、この市に帰ってきた時、今の職場に戻れるよう、働きかけてくれたのは彼女である。
いい仕事がなかなか見つからず、環境の変化にも精神的に参っていた時、勝手知ったる職場に戻れるのは、本当にありがたいことだった。
彼女に会えたことで、私の人生の幅がビヨーーンと広がった。単調だった私の日常に、色が付いた。
全く違うタイプの2人が出会って、面白い化学反応が起こった。
違うタイプの人と出会うと、違う世界が見えてくる。